2006年08月07日

涼しくなりたいなら‥‥

夏の納涼といったら、怪談、幽霊話と決まってますが、ホラー好きでナイので普通は読まないのですが、「浮世絵三部作」を借りるついで(と言っては失礼ですが、読む時は集中して読む方なので‥‥)に同じ著者の本をそうとは知らずに借りてきました。
黄昏綺譚
そんなに怖い本ではありません‥‥と言うべきか、実話なのだから、もしかしたら本当は怖いのだと思いますが‥‥

「人間は見たいものを見る」というマーフイーの様な話というか、霊力の強い人はそれなりに色々な目に遭うといったトコでしょうか‥‥

しかし、柳田國男の『遠野物語』批判に近いコトにも書かれてますが、本当に怖いのは生きている無慈悲な人間の様な気が‥‥ワタシ的には、『遠野物語』には『遠野物語』の良さがあり、『聴耳草紙』には全然違う良さがあるのだと思います。著者も「否定しているのではない」とは書いてありますが‥‥

オウム事件の前に書かれた文の中に、こんな箇所があります。

私の知る範囲では勤勉で真面目な若者ほど前世や守護霊に強い興味を抱いているように思える。
少ない事例で判断するのは乱暴かもしれないが、彼らは今の社会の在り方に絶望を覚えているのであろう。努力や真面目さがなかなか報われない。口先だけのお調子者が愛される。‥‥こつこつと働くものにとって今の日本は決してベストとは言えないはずだ。だから神にすがってもみたくなる。こんなことでいいわけがない、という怒りと絶望がその裏側に潜んでいるのだ。‥‥極言するなら幸福な人間にとって神も予言も不要だ。時代や国家にもそれは当て嵌まる。偉大な僧や聖者の出現が常に不幸な時代と重なっていることからも分かる。乱立とも言うべき現在における新興宗教の広がり。そしてそれを信仰する若者の急増も日本の不安定さと決して無縁ではない。

その状況は、今も変わらないどころか、マスマス強まっているような気もするのですが‥‥
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