更新が遅くなりました。朝一の仕事を終え、少しゆっくりしています。
甲子園に応援に行った方々はバテバテみたいです。それでも勝った疲れなので、我慢出来るとおっしゃっているみたいですが‥‥あの暑さ、殺人的ですからね‥‥軟弱なワタシとしては、甲子園もドームになれば、もう少し全国の高校生がハンディなしで戦えると思いますけど‥‥
画像はありませんが、あやつられる心―破壊的カルトのマインド・コントロール戦略
という本です。福村出版・トーマス・W・カイザーという人が書いてます。
最初にまずこんな警告の言葉が書かれています。
これまで群衆が真実を渇望したことはなかった。群衆は自分らの気にいらぬ明白な事実の前では、身をかわして、むしろ誤謬でも魅力があるならば、それを神のように崇めようとする。群衆に幻想を与える術を心得ている者は、容易に群衆の支配者となり、群衆の幻影を打破しようと試みる者は、常に群衆のいけにえとなる。(ギュスターヴ・ル・ボン著 櫻井成夫訳 『群衆心理』 講談社学術文庫)
本文にも、
現実をはっきり認識してこそ、私たちは精神的、宗教的、身体的な意味で生存することができる。しかしソフトな歪曲でさえも、私たちの目を曇らせ現実感覚を弱めてしまう。些細なものとはいえ、詐欺はやっぱり詐欺であり、私たちが比較的罪のないかたちの詐欺に気づかないでいるうちに、より大きなスケールでの詐欺に無感覚になる危険性がある。少量の砒素では人は死なないが、さらに量が増えていけばやがて人は死んでしまう。致死量としてどれくらいの量が必要だろうか?
とある。世界の国々の行く末を考える時、『ナルホド‥‥』と思わせる言葉ではあります。