「癒し」という言葉はいやしいか?
今晩紹介する本は、神道の本です。
鎮守の森は泣いている―日本人の心を「突き動かす」もの日本の神道は「国家神道」になってしまって、宗教色がアイマイになってしまい、今の国の混乱があるというコトは、現在まで続く「靖国神社」参拝のゴタゴタを見れば実にヨク判ります。
そういう時に、神道の何たるかを知らずに意見を述べていては上滑りなコトしか言えません。ワタシは無宗教に近い(どれでも一緒みたいな感じだと思ってますので)のですが、どうしてもどれかを選択しろと言われれば、日本の原始宗教である八百万の神というか、森羅万象、一木一草全てに精霊が宿っているという考え方を選ぶと思うので、本当の宗教らしい神道は歓迎すべき思想ではあります。
タダシ、何冊も宗教書を読んでいるとしても、全てを受け入れるワケではナク、違うと思うトコは違うと思っています。
宗教書に限らず、全ての読書は著者と読んでいる人とのキャッチボールみたいなものですから、ストライクと思う時もあれば、ボールと思う時もあります。
この本で言えば、「ちょっとな‥‥」と思うのは、≪「癒し」とか「癒される」という言葉からは、甘ったれた、うさん臭い匂いばかりが立ちのぼってきます。≫というトコ。
癒す心、治る力―自発的治癒とはなにかの様な本を読んで頂けば、決してそうは思わないと思うのですが‥‥
心が癒されるからこそ、人間は自分で治ろうと思うのです。と言うか、癒されてこそ自然治癒力が生まれ、そして自然治癒力以外に人間は治らないと思っていますから‥‥
人気blogランキングへ←応援よろしくお願いいたします
Posted by seitaisikoyuri at 21:07│
Comments(2)│
TrackBack(0)
この記事へのトラックバックURL
おはようございます、koyuriさん。いつもコメント頂き感謝しております。神について私もごく素直な気持ちで八百万の神と思っています。つまり大自然そのものが神で人間はこれに逆らっては生きて行けないと考えます。したがいまして節度のない自然破壊などは、そのうち天罰が下るかもしれませんね。かって私が旅まわりで体験したのは「自然の中」にて気持ちが癒されたのです。それだけに自然を大切にしなければ・・・と思うのです。
暑い日々がつづきますのでお体を大切になさってください。
takachanさん、こちらこそコメントありがとうございます!!
>大自然そのものが神で人間はこれに逆らっては生きて行けないと考えます。したがいまして節度のない自然破壊などは、そのうち天罰が下るかもしれませんね。
まさしく、その通りなのです。
夕焼け空を見て感動する。‥‥そんなとき、私は「夕焼け空を見て癒される」などとはいいません。なぜなら夕焼け空が私を癒すのではない。私が夕焼け空を見て感動するからです。私がその荘厳の美に打たれるからです。
と、この本にあります。しかし、本物の感動こそが、人間を癒すのだとワタシは思います。今朝の日記にこの本のイイ所を紹介しておりますが、部分的に引っ掛かるモノも感じます。そこだけが、ワタシにはとても残念です。