仕事がありましたので、朝の更新遅れております。
さて、昨夜の本ですが、ワタシは宗教の専門家ではナイので、仏教は魂の存在を認めてないのだと初めてくらいに認識しました。
「色即是空」・「空即是色」というのが、仏教の根本なのですから、言われてみれば確かにそうなのだと思い当たるのですが‥‥
この本によると、
仏教という宗教は、じつはたいへん変わった宗教で、宗教のくせに魂の存在を認めない。世界でほとんど唯一の宗教なのである。
とある。何故かと言えば、
魂だけでなく、永遠に存続するものをいっさい、仏教は認めない。仏教をはじめたゴータマメシッダールタは、この世に存続するすべてのものはつねに変転していて、変わらないものなどなにひとつない、永遠にありつづけるものなどまったくない、と主張した。
とある。なるほど、確かにこれは真理ですよね。人の心も移ろうし、全ての物体も風化されていってしまう。
でも、実際には、それではナカナカその考え方が受け入れられにくいので、日本の人々に根付いていた固有の宗教(アミニズム・全てのモノに精霊が宿るという考え方)や道教などの影響から、極楽浄土なるものが考えられ、そして死んだら魂は浄土や地獄に行くという発想が生まれたのだという。
浄土が何種類もあるコト、来迎の九段階から、地獄の様々まで書かれていて、正に『となりのトトロ』から、こんなに難しい話に展開するのかとビックリです。
とってもタメにはなりますが‥‥で、最後にこの本の主題である里山や森の話になるのですが、その話は晩に回させてください。