2006年08月17日

森林の大切さを見直そう!!

で、この本の一番のポイントは、最終的に日本の山々の荒廃への警鐘につながっていくのです。

現在の里山は、おそらく歴史上、最も緑が濃い状態にある。その理由は、人の手が十分に入らなくなったからだ。よけいな枝をおろして薪にしたり、下草を刈って堆肥にしたりできなくなったために、草木が繁茂しすぎて、緑が必要以上に濃くなっている。緑が濃いことはいいことのようだが、里山に限っては、自然と人間のバランスのとれた関係が崩れてしまっていることを物語っている。

森林には大きく分けて二つの機能がある。

一つは環境を保全する機能だ。炭酸ガスを吸収して酸素をつくる。水をたくわえる。そして、生物が生きてゆくために絶対に欠かせない環境をあたえ、しかも保ってゆく。最近では木材が炭酸ガスを貯めておく機能をもっていて、地球温暖化を防ぐ機能にもなっていることがわかってきた。だから、この機能は、ひろくひとびとのために役立つという意味で、公益的な機能といっていい。

もう一つは木材をはじめとする林産物を提供する機能だ。

大切なのは、「択伐」といって、伐る木と残す木の選定が、森林全体の将来を運命づけることになる。

こうして育成した森林は、驚くような生長を見せた。一八年から二○年に一度くらい実施するだけで、森林はますます活力を増し、しかも良質の材木がえられるようになった。信じられないかもしれないが、伐れば伐るほど豊かな森林になったのだ。

結局、自然と人間が調和するコトで、より自然が輝くのです。ヨーロッパでは、森林は悪魔などが住むと考えられて、壊滅したのですが、森林がないと、ちょっと雨が降れば洪水になり、ちょっと日照りがつづくと水が足らなくなる。そこで、森林には巨大なダムに匹敵する貯水能力があると、失って初めて気付いて、環境問題に現在とても熱心になったのだそうです。

どうやら人間というものはとても愚かで、とことん失敗して、ひどい境遇に落ちないと、ことの真実を理解できないらしい。

確かにそうかもしれませんね。
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この記事へのコメント
屋久島でさえ、伐採が行われすぎて、
実は今存在している樹は木材として利用価値のないものだけが残されている、と説明を聞いてびっくりしたことがあります。

海や緑は命の源ですよね。
昔は何もしなくとも当然にあったものだけど、今は意識して大切にしないといけないですね。
Posted by セサミ at 2006年08月18日 00:25
セサミさん、素晴らしいコメントありがとうございます!!

ワタシもそう思います。将来、後悔しないために‥‥
Posted by koyuri at 2006年08月18日 07:55
 
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