2006年08月24日

「欲」と「見栄」が危険のワナ

ダマシたり、ダマされたりするのが人間の常なので、「トリック」のようなTV番組や映画にも人気があるのでしょうが、こんな本がありました。
騙される人 騙されない人
現代の事件などの裏を述べてらっしゃいますが、結局はダマされる方にも問題があるのです。

強い欲望や悩みや恐れや不安を心に持っている−−−そんな時、人は、欲望を満たしてくれそうなものや、悩みを解決してくれそうなものや、恐れを癒してくれそうなものに心を傾ける。現代社会に生活する誰もが、欲望や悩みや恐れや不安に苛まれている。

人が騙しの世界に誘われる二大入り口は「思い込み」と「欲得」だ。欲得や不安に心囚われると、自分の欲望や悩みの角度からしかものが見えなくなっているから、客観的にものを見ることができず、思い込みに陥りやすい。

「これっきゃない」「今っきゃない」と思い込ませてまんまと騙しの世界に誘い込む。感覚器官は容易に錯誤に陥るものなのに、「私がこの目でみたんだから確かだ」と思い込む。外の角度から見ている他人にはどう見えたんだろうなどと、事態を客観的に考える余裕、自己を相対化するゆとりなど微塵もない。

もう一つ恐いものに「見栄」がある。
本当はよく知らないことなのに、「こんなことは常識ですから、当然ご存じだと思いますが」とか「隣の奥様もよくご存じでしたが」などと言われると、つい知らないと言えなくなって相手のペースにはまってしまう。知らないことを知らないと言い、分からないことには率直に疑問をぶつければいいのに、それを封じられてしまう。

では、どう対処したらイイのでしょうか。それは遅くなりましたので、また明日。
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