2006年08月26日

多罰的な殺人

遅い更新になりました。朝の仕事を終えて書いてます。

昨日の朝に少し書き込みした自宅放火殺人する少年の気持ちを類推できるようなミステリー小説です。
水辺の通り魔
そこに語られているのは、家庭内暴力に走る子供は、「自分がこうなったのも、全部親の責任だ」といって、親に暴力を振るう例が多いと書かれてます。

子供の将来を思い、小さい頃から受験勉強を強いる親。強いられた子供は、何かでつまづくと行き場を失くして親に当たる。それも、責任のすべてを他の人々に押しかぶせて、相手を罰しようという形で‥‥

勉強を怠けてたり、意志が弱くてやってることが長続きしなかったり、難しいことに立ち向かう勇気がなかったりと、自分の側に責任の多くがあるんだけど、それを認めると、自分が苦しくなり、自分を全否定することになるから、両親がすべて悪いんだと、責任を押しつけて、暴力を振るったりする。他人を罰するのは、自分自身を護るための行動を他罰的というのだとか。

ここには書かれてませんが、自罰的になると、リストカットとか自殺とかに追い込まれてしまうのだろうけど。

「郵便ポストが赤いのも、皆、私が悪いのよ」みたいに、世の中の不幸が全て自分のせいだと思って、自分をひどく責められても困るのですが‥‥

無論、そうなるだけの原因を親が作ってることも事実だったりしますが、嫌なコトにハッキリ「No!!」と言えず、明確な自己主張が出来なくなっているのが原因かと‥‥

色々あったとしても、過去は過去として、もう修正は出来ないのだから割り切って、新しい人生に立ち向かう勇気を身につけるコトをオススメします。

未来は永遠にやって来ない。過去は二度と戻らない。我々が生きれるのは、今という瞬間の連続だけなのですから。
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