2006年08月29日

道元が説いた禅の方法

仕事をしてましたので、朝の更新遅くなっております。

さて、「坐禅」なるものは、ルーツはインドにあり、中国を経て日本に伝来したのですから、様々な流れがあり、これが一番と言い切れるものはありません。されど、現代の世界に広まった中で最もポピュラーであると思われるのが、曹洞宗の始祖道元禅師なので、その方の述べた方法を書き込みます。

まず、坐禅は、静かなところで、敷物を厚く敷き、外気を入れないようにして、自分のからだを置くところを大切にして行なう。

飲食は控え目ににし、座るところは、暗くせず、明るくしておく。冬は暖かく、夏は涼しくしておく。

坐禅の時には、坐蒲(ざふ)を敷く。坐蒲は足の下全体にではなく、組んだ足の中央から後ろに敷き、坐骨の下に坐蒲がくるようにする。そして、右の足を左のももの上に置き、左の足を右のももの上に置く結跏趺坐(けっかふざ)、あるいは、左の足を右のももの上に置くだけの半伽趺坐(はんかふざ)と呼ばれる形で足を組んで座る。

衣(袈裟)は、ゆるやかに整え、右手は左足の上、左手は右足の上に置いて、二つの親指が向かいあって支え合うようにし、両手を胴に近づけて、親指の先がへその上にくるようにする。

姿勢は、左右に傾いたり、前にかがんだり、後ろにのめったりしないように心掛け、横から見ると耳から肩への線が垂直になり、前から見ると鼻からへそへの線が垂直になるように。

舌は上あごにつけ、息は鼻から吸い、口と歯を結ぶようにする。目は開いたまま、広げすぎもせず、細めすぎないようにする。

こうして身心を整え、「腹の中の気を吐き出す」ように呼吸を繰り返す。心に浮かんでくるさまざまな思いやはからいを捨てるよう心掛けながら、「山のように動かずに座る」。これが坐禅の方法である。

現代社会の一般の人は、このように厳格に行なわなくてもヨイと著者の方も述べられてますので、椅子禅でも、仰臥禅でも、立禅でもイイですから、自由にお試しください。されど、慣れるまでは、定型から入った方が何事もコツを掴みやすいとワタシは思います。ある程度、慣れてから自分に合った型に移行される方が、ヨイのではないかと‥‥
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この記事へのコメント
東京で元気にしてま〜す!いつもありがとう☆
Posted by ナミナミ at 2006年08月29日 16:35
ナミナミさんの完全復活おまちしてま〜す!!
Posted by koyuri at 2006年08月29日 18:50
 
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