おはようございます。「食べ物が作る健康」シリーズをお待ちの皆様、お待たせしました。本日は「ジャガイモ」です。
「日本農業新聞」の「アンドユー」のやさい図鑑からです。
一般的にビタミンCは水に溶けやすく、熱に弱いのですが、ジャガイモは主成分のでんぷんがガードしてくれるので、過熱調理してもビタミンCは壊れにくいのが特徴です。
ビタミンCは、皮膚や骨の一部になるコラーゲン生成に欠かせず、肌をきれいに、強くする。抗酸化作用もあり、免疫力を高める。冬場のビタミンCの供給源としてヨーロッパで普及したのも理由があったのです。
他の芋類と同様に、カリウムを多く含む。カリウムは体内のナトリウムを排出し、高血圧を予防。
腸の働きを正常に保つ食物繊維も多い。
ジャガイモはエネルギー源でありながら、穀類やほかの芋類に比べてカロリーが低く、ダイエット食に最適。主食とうまく配分して、食事の満足度を高くしつつ、ダイエットを可能にする。
今年は、結構多かったのが、ソラニンによる中毒のニュース。
緑化してしまったジャガイモには、芽などや緑化部分に有害物質のアルカロイドの一種でえぐみの原因になるソラニンが含まれる。皮を厚くむいたり、芽の周囲をえぐり取れば問題はナイ。タダ、芽が出ると、成長のために養分を取られて味が落ちるので、なるべく芽が出る前に食べよう。
夏の疲れが出がちなこの時期、ジャガイモでパワーアップしてくださいね。