2006年10月21日

タバコはドラッグ

今日、県立図書館で驚くべき方を目撃しましたが、丁度借りたこの本を持っていたので、読み終わってたら、困っている図書館の男性を助けられただろうと残念に思いました‥‥
ドラッグは世界をいかに変えたか―依存性物質の社会史
たった一言、「法廷弁護士に言わせれば、シガレットを故意に使えば致死的な凶器なのです」と言えば、良かっただけなのに‥‥

長野県の知事が変わって、敷地内禁煙の張り紙が剥がされたコトが一因だと思われるのですが、二階の一般図書で、本を借りて階段を降りているうちから、なんだか大声で騒いでいる人がいるなと思いつつ、一階の児童図書室にいる娘のトコに行くと、ソコで初老の男性が何やら抗議してました。

本日は、緑化を推進したいという行事を隣接する公園でやっていて、大勢が集まっていたのですが、どうもソコで煙草を吸おうとしたら、「吸うな!!」と誰かに注意されたのが不服だったらしく、「何で吸っちゃイケナイんだ!!!」とわめき散らしていて、相手をする館員の人を恫喝していました。丁度居合わせた娘によると、「そんな条例があるなら、条例を見せろ!!」と迫っていたそうです。公園には、幼い子供も沢山いたのですが、守るべき存在とは思わなかったのでしょう。

他人に受動喫煙させるコトはイケナイという自覚が、全くナイんでしょうね‥‥ともあれ、県会議員ですら、県会について書いてあるブログによると、「喫煙は生理的現象」だと息巻く方々が存在するそうですから、一般的なオジ(イ)さんが、知識がナクとも仕方ナイのかもしれませんが‥‥

過去に遡って、ロシアで喫煙者がむち打ちと追放、嗅ぎタバコ愛好者は鼻を削ぎ落とされるという憂き目にあったり、中国でさらし首、トルコで鼻にパイプの軸を突っ込まれたり、タバコのみは死ぬまで拷問にかけられるよう命じられた時代が恋しいとまでは、思いませんけどね‥‥

大臣、教師、実業家、産業界の大立て者、社交界の名士といった人々が実例を示して喫煙を促すかぎり「この習慣は道徳的不正行為とは見なされないだろう」と、ハーヴェイ・ワイリーは嘆いているそうですが、「医者のような模範すら喫煙しているのですから、大衆がその習慣は有害だという主張を真剣に聞くわけない」と、ジョン・バーナムも述べています。

一言でいうと、エリートの行動が二十世紀のほとんどの間、アルコールとタバコのダブルスタンダードを補強し、永続化させたというのです。

長野県は、二十世紀に逆戻りするコトになりそうです‥‥
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