久々の歴史についての話です。バーミアンの大仏の胎内にあった経文の字を見て、『日本の「神代文字」に似てるなぁ』と思うのですが、その話は確証がナイので、まだココではしません。
でも、明白なる事実があっても、嘘の歴史を教えていると言ったら、どう思いますか?
本当は、未履修よりも問題だと思うのですけどね‥‥ともあれ、本日の本はこちら。
関東に大王あり―稲荷山鉄剣の密室
古代史好きなら知る人ぞ知る、古田武彦さんの本です。
古代史はメチャメチャ好きなので、何冊もココに書き込まなくても読んではいるのですが、コレと思わないものを書き込んでも仕方ナイので、余程グッと来ないモノは書き込みしてません。そんなに好きな人は、居ないだろうと思うので‥‥
マニア向けの話は置いておくとして、例えば「本当は聖徳太子が遣隋使を派遣したのではなかった」と言ったら、どう思いますか?
「多利思北孤」王の話は、「隋書」に出て来ますがね。
「王の後宮には沢山の女の人が居る」なんて書かれているのですが、推古天皇は女です。なので、隋の人が「聖徳太子」を王様だと思ったなどと、こじつけて教えていますが、古代史を少しでも真面目に勉強しようと思ったコトがあるならば、誰でも知っている話です。
ただ、それを言うと、歴史家としての王道を歩めないだけの話で‥‥
「定説」があって、それに疑問を投げ掛けると反主流になるという、「日本の掟」があるのです。
真実を述べたいと思ったら、亜流と呼ばれるコトを覚悟しなくてはなりません。
なんて話をしていたら、本の話に到達しなくなってしまいました。歴史に興味のナイ人も、もう少しだけお付き合いください。とりあえず、本日はこれにて、オヤスミナサイ。