ともあれ、今の話とゴチャゴチャになっていますが、古代史について興味がある方は、是非古田武彦氏が書いた本をお読みになってみてください。中でも、一番のオススメは、
法隆寺の中の九州王朝
です。
九州年号なるものがあること、法隆寺金堂の釈迦三尊像の光背銘にある上宮法皇と『日本書紀』に書かれた「聖徳太子」の没年が違うという事実に驚かされます。
ちなみに、法隆寺の蔵の中の様々なモノは、開封されずに現在まで来ています。おそらく、開けると困るモノがあるからなのだろうと思います。
そして、天皇陵であると制定されてしまうと、研究すら許されないのですが、正確な日本の歴史を知りたいと思うならば、やはり調査すべきだと思います。
天皇陵であるとされていないモノは、高松塚古墳を始め、研究は許されているのですから‥‥
こんなに文明が進んで来ているのに、不確かな歴史のままでいるというのは、どうなんでしょうね?
ともあれ、昔は今の様に高速道路網や新幹線等々の鉄道も無かったのですから、九州には九州の、近畿には近畿の、関東には関東の王朝があったとしても、少しも不思議はありません。
無論、東北には東北の王がいたと思われます。日本が本当の意味で統一されたのは、明治時代だとワタシは思っていますが、別にそれで困るなんてコトはナイと思います。
沖縄には琉球王国があった。それは歴史の一ページです。
歴史を正しく理解するコトは、これが正しくてこれが間違っていたなどと、後世の人がこれからの判断材料にするコトが出来ます。
そうして初めて、過去の間違いを繰り返すコトなく、未来を構築出来るのです。だから、歴史なんて、過去のコトだから学んでもしょうがないとか、入試に関係ナイからとパスすると、確かに刹那的にはそれで済むかもしれませんが、誤った選択の繰り返しは、やがて民族の滅亡をもたらします。それは、既に歴史が証明しているコトなのですから‥‥