2006年11月27日

自殺・虐待・いじめ‥‥

おはようございます。「食べ物が作る健康」を書き込みしようと思ってたのですが、中学二年生の男の子が実の母親と同居の男に虐待されていたというニュースを聞いて憤慨しました。

何に怒ったかというと、昨年の二月には暴力を加えられているコトを既に学校等々が把握していたにも関わらず、今年九月に二週間の怪我で入院するまでは、多少の注意はあったものの実質的に放置されていたコトに‥‥

何で、一年半以上も暴力の中に居なければならなかったのか。虐待はエスカレートするものなのに、何時も死亡とか、入院とか生命の危険までいかないと助けられないのは、変じゃないでしょうか?

日本には、起こりうるだろう危険を未然に防ぐという発想が根付いてナイ様に思います。

時々読んでいるネットニュースにJ−CASTニュース ビジネス&メディアウォッチというのがあります。その中のニュースに、

WHOは2000年に、「自殺を防ぐために、マスコミへの手引き(PREVENTING SUICIDE A RESOURCE FOR MEDIA PROFESSIONALS)」と題された、群発自殺を防ぐための報道のガイドラインをまとめている。それによれば、実際に起きた自殺についての新聞・テレビの報道が自殺の増加と十分に結びつくことを示唆する十分な証拠がある、という。

「写真や遺書を公表しない」は原則だ

WHOの自殺報道への勧告。日本のマスコミは意識しているか、さらにWHOは自殺報道について次の原則を挙げている。

●写真や遺書を公表しない
●自殺の方法について詳細に報道しない
●原因を単純化して報じない
●自殺を美化したりセンセーショナルに報じない
●宗教的・文化的な固定観念を用いない
●自殺を責めない
日本のマスコミが報道していることばかり、という気がしなくもない。


というのがあります。「日本の常識は、世界の非常識」という言葉がありますが、本当にその通りなんだなと思います。

「視聴率を上げるタメだったら何をしてもいいのか?」と思います。少なくとも、WHOがこういうガイドラインを発表したら、それ以降はそれを尊重するという姿勢が必要だと思います。

そして、知らないというコトは本当に怖いものだと思うのですが‥‥
人気blogランキングへ←応援よろしくお願いいたします

この記事へのトラックバックURL

この記事へのコメント
マスコミの視点は、いじめる側の視点と通じるものがあると思います。他人の困った状況を冷ややかに面白がったり、煽っています。そこに責任は感じず、結果についても責任はとりません。マスコミのやり方が、社会のモラルを変え、教室の中を侵食している部分があると思います。
Posted by なえちゃん at 2006年11月27日 18:18
なえちゃんさん、連続コメントありがとうございます!!

何というか、自民党もマスコミも昔は違った様な気がするのですが‥‥

やっぱり、世襲がイケナイのでしょうか? マスコミも、お金持ちの子息がなられるみたいですから‥‥
Posted by koyuri at 2006年11月27日 21:08
おはようございます、koyuriさん。
今回はブログ発行者としての意見です。私たちはテーマを決める時、読者の方に役にたつか、楽しんでいただけるか、そしてそのテーマが社会悪にならないかなどいろいろと考慮しながら更新していますよね。

ところが今のマスコミは起きた事件をセンセーショナル的報道によって判断力の少ない児童が、ある意味で連鎖反応を起こして悲しい結果が出ていると思うのです。

記事の取り上げ方、書き方によってもっと違った方向に行くと思うのです。野次馬的報道は厳にやめるべきと考えます。
Posted by takachan at 2006年11月28日 07:43
takachanさん、何時もナイスなコメントありがとうございます!!

無論、ブログを書かれる方も、センセーショナルなコトを書くのを狙う方も居ると思いますが、良心的な方は自己規制されると思います。

いわんや、プロであるマスコミの方々なのですから、WHOのマスコミへの手引きを遵守するのが当然かと‥‥

現在、他人のモラルの低下を批判する人々はとても多いですが、自分のモラルの低下に無自覚な人々が増大していると思います。「他山の石」として、自らを反省する人間になりたいものです。
Posted by koyuri at 2006年11月28日 08:33
 
にほんブログ村 健康ブログへ