2006年12月22日

アナタもワタシも嘘つき?

いやはや、大変面白い本を見つけました。「私たちはみな生まれながらのうそつきだ。だれでも十分間に三回は、自覚のないままにうそをついている。つまり知らず知らずのうちに、他人だけではなく、自分も欺いていることになる」とまず書かれています。

なるほど‥‥だから政治家の皆さんの話は、ちょっとその頻度が高いだけの話だったのですね。
うそつきの進化論―無意識にだまそうとする心
こちらの本です。

自分を欺こうとする性向はどうして人の心に深く根をおろすことになったのだろうか。自己欺瞞は、これから見ていくように、人と人とが付き合う上で利点が多いために私たちの本質の一部になったと考えられる。自分自身にうそをつくことができれば、生活の中で受けるストレスの多くをやわらげることができる。そして、もっと重要なのは、他人にうそをつくことが容易になる点だ。現代の社会生物学による洞察の中でもっとも重要なものの一つが、自己欺瞞はだましの補佐役を務めているというものだろう。自分自身から真実を隠すことによって、他人からもさらにうまく真実を隠せるわけだ。‥‥一般に流布している精神医学的な俗説では、自分で自分にうそをつくのは情緒障害があるため、とされているが、それどころか、おそらくそれは精神のバランスをとるために必要不可欠な行為なのだ。

ちよっと、ビックリですね。しかし、裏返すと、一杯ウソをつく人は、そうしないと精神のバランスがとれない人というコトになるので、やっぱりあまりの「ウソつき」の人は情緒障害なんだろうと思います。

ともあれ、誰でも、期せずして何らかのウソをついているというコトです。ともあれ、「嘘」というものは、お釈迦様ですら「嘘も方便」とおっしゃっているのですから、なるべく他人を傷付けないウソがイイですね。

ただ、ウソと判りきっているのに、しらばっくれてウソばっかり言っている人もいますが、ヒド過ぎるウソは他人にもバレてますから‥‥ともあれ、オモシロそうな本なので、しばし、この本の話をしてみたいと思います。
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