2007年01月11日

真実が報道されない理由

少しだけ違う話をしてから、マタ心理学の話をするつもりなのですが、似たような話だと書いてる方もアキるので、読んでくださる方にも、一度、気分一新して頂こうと思って、全く違う話です。残念ながら、あまり楽しい話題ではありませんが‥‥

「食べ物が作る健康」シリーズ(もう少ししたら書きます)のネタ元である「日本農業新聞」の一月五日付けの記事に「にっぽん未来図」という記事がありました。

ソフトウェア会社の代表取締役で、アメリカ人ながら、昨年日本国籍を取得して、京都に住んでいらっしゃるビル・トッテンさんという方の提言です。

日本の輸出額の半分をトヨタ、松下、ソニーなどの大手輸出企業30社が占めている。その30社が経済界の主導権を握り、政治献金や官僚の天下り先を提供し、メデイアに広告を出し、政治や官僚、メデイアに強い影響力を持つ。30社の売上は国内総生産(GDP)で12%、けれども雇用は1%。一般企業が売上の5%を法人税で払っているのに対し、約1%しか払っていない。30社のために国民が振り回されている。

例えば消費税。消費税導入以来、消費税収は120兆円だが、その間の企業の法人税の減税分は107兆円に上る。消費税は大手企業の福祉に使われているようなものだ。

こんな政治なのに、多くの国民は選挙にいかない。政治は投票しない国民ではなく、政治献金する大企業を優遇するに決まっている。

そして、一人一人が行動や考えを見詰め直して「自分は国をどう考え、何をしているか」と問いかけて答えを出さなければ、政治が良くなるハズもナイと述べています。

江戸時代は「士農工商」の国だったが、今の日本は商が最上位で、お金が一番の価値観となった。

競争が進めば進むほど格差は広がる。しかし、スポーツにだってルールがあるように、自由競争は危険で、一定の規制は必要だというのですが。

晩には、「御金のタメなら何でもする」という怖い集団の本の話をします。こちらも驚きの話ですが、報道はされていません。「マスメデイアには、特定のバイアスが掛かっているコトを理解しつつ、生きていくしかナイ時代に突入している」コトを自覚しないといけないのかもしれません。
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この記事へのコメント
「お代官さま、これはほんのお礼のお気持ちでございます」
  「うん、よしよし。あとは任せておけ」
なんかこんな感じの世の中ですよね。
政治家もカネ、カネ、カネ。企業もカネのためにはなんでもありの弱肉強食で・・・。
 でも小さな声でも叫びつづけましょう。
Posted by takachan at 2007年01月11日 06:07
takachanさん、本当にその通りですね。

でも、「御金」では、売ってるものは買えますが、本当に欲しいものは買えないんですよね。買えるつもりになってるだけで。

「金の切れ目が縁の切れ目」という言葉が、身に沁みる時に残るものだけが本当に価値のあるモノなのですが‥‥

ライブドア不調なのでしょうか? ブログを書く前にコメントが着いたみたいになってますね。不思議な話です。
Posted by koyuri at 2007年01月11日 20:19
 
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