「結婚難民」の増大を考える
何はともあれ、日本の少子化問題の一番の原因は、非婚者の増加だと思います。何度か、それについて書き込みしてますが、頼まれると「つい引き受けて」がっくりするコトも多かったからです。
なぜ結婚できないのか 非婚・晩婚時代の家族論以前、TVで「親の見合い」が流行っているというニュースを見た時、『ついにココまで来たのか』と思いましたが、その辺を詳しくリサーチしている本なので、読んでみました。
とにかく、本人が気に入って、親が気に入る人というのは、とても難しいので、とりあえず会うというコトも、とても大変になっているのですから、こういう方法もあるとは思いますが、それにしても「結婚」まで、親にお膳立てして貰わないとダメとなると、先々思いやられるというのが正直な感想です。
街を歩くと、タマに年老いたお祖母ちゃんが子供を抱いていて、身軽な娘という組み合わせを見るコトがあります。結婚して、子供を産んでも、子供は子供ではありますが。買い物をしてもお支払いは豊かなお祖父ちゃんお祖母ちゃんだったりして、無論、あの世まで御金を持ってはいけないのですから、それはそれで構わないとは思います。でも、とりあえず結婚したからには、別世帯になったワケで、完璧に依存するのは如何なものかと思います。
親の「いい子」を演じてきた子供は、結婚相手すら自分では決められないのでは、何をかいわんやだと思うのですが‥‥
親の敷いたレール以外の人生を考えられないというコトでは、親が死んだらどうなるんでしょうか?
今朝の
フランスのように優遇税制を採らないのは、国の財政が悪化し、増税が叫ばれている状況下だということもあるが、若者層への政策は、高齢者向けの福祉政策に比べて集票効果が薄いというコトも挙げられています。
しかし、
2035年の五十歳女性の未婚率は18%に、五十歳男性の30%になるという予想をある現在、本当にそれで日本の社会は持つのでしょうか?
それから十五年して、独り暮らしの老人を誰が支えてあげられるのでしょうか?
とても心配なので、明日ももう少しこの話題について。
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Posted by seitaisikoyuri at 21:55│
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目の先の票集めだけの政治をするために、
日本に本当に必要な政策が後回しになる現実が
ありますね。
私も私が心配です(><)
親が死んだら生きていけない子育てをしてしまう人 多いですよ。
これって子供を不幸にしてしまいますよね。
子供は親の所有物ではないのだから、生きる力をつけるのが親の責任だと思うのですが・・・。
私も子育て 頑張らなきゃ〜
なえちゃんさん、本当にその通りです。
場当たり的な対応ばかりしている内に、「日本沈没」になるのではないかというコトを一番心配しています。
テレサさん、この本の中に「結婚はベストな相手と‥‥」みたいなコトを述べている人がいたので、周囲の人もそう考えているのだと感じました。
ちなみにワタシの考えとしては「結婚はベターな人とする」と思わないと。『人生の最期までいかなければ、誰がベストかなんて判るんかい?』というつっこみが浮かびますし、結婚を何度も繰り返したら、『どの男性がベストだったか判るだろうけど』とも思います。
「結婚しない人生もアリ」だと思っていますが、「ベスト」信仰だけは、ヤバイと何時も思っています。
失敗を恐れ過ぎてる人が多いのだろうと思いますが、失敗したら、『次は失敗しないぞ』と思ってやり直せばいいのだという気楽な心構えこそが、失敗しない最大の秘訣かと思います。
ナミナミさん、ワタシとて将来はどうなるか判りません。
ともあれ、子供が相手を選んできたら、つまらないコトで反対する親にはなりたくありません。
親の反対で破談になって、それから結婚しない人、結構、多いんです。そういう人を何人も知ってますから、子供よりも親の方に問題があるという力点を置いているのですが、そういう世代の方々は、ブログなんて読まない人が多いだろうから、将来の結婚する子供の親への心構えとして読んでくださり、感謝しています。
「生きる力」、ついてない子供多いからな〜。(自戒を込めて)