2007年01月24日

新薬開発疑惑

おはようございます。巣鴨の薬局の経営者が逮捕された事件、そこに東洋大学法学部の教授が事実上経営する渋谷区のクリニックが不正な処方箋を出していたという話を聞くと、この小説って、全くの空想に過ぎないのか、それとも「もしかしたら‥‥」という怖ろしさが先に立ちます。
失跡
薬害訴訟が起こる日本の体質を鋭く描いたミステリーです。

出て来る金額に、「薬って、そんなに儲かるモノなのか‥‥」と改めて驚きました。

御金の臭いのするトコには、様々な疑惑が渦巻くものですね。とても興味深い本でした。ミステリーにつき、これ以上書けませんが。

ワタシの主治医だった方で、「苦しんでいる世界の子供を救いたい」と日本を脱出して、世界の劣悪な環境の子供達を助けているであろうドクターが、「新薬というものは、決して安全ではありません。ヨク効くというコトは、ものスゴイ副作用を秘めている可能性もあり、商品として売り出されて、より多くの人々に使われてから、本当の人体実験が始まるようなものですから、安心してはイケマセンよ。過去から、脈々と使われて来た薬の方が、副作用が少ないから生き残ってきたのですから、そちらから使う方が、確実に安全ですよ」とおっしゃった。

確かに、新薬の被験者になろうという人の多くは、ある程度自分の身体に自信をもっている人だろうから、数多くの一般人に投与されてからが、本物の真価が問われるのは当然だと思って聞いていたが‥‥新薬は、そちらを試してからの方がイイのだろう。

タダ、おそらく現実の事件の方は、法学部の教授は、矢面に立たされる可能性はあるのだろうかと思うと、かなり微妙だと思われる。「巨悪」はあまり詮索されないのが、今の日本だからだ。でも、世の中を良くするには、それじゃダメだと思うのだが‥‥
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この記事へのコメント
これって実話なのかな?
だって巣鴨でしょ〜それに この大学って巣鴨の近くじゃなかった?
見方によってはドキドキ度アップですね!
コメントありがとうございました。
そうそう・・・返信押せばOKです★
Posted by ナミナミ at 2007年01月24日 16:04
ナミナミさん、誤解させたみたいでスミマセン。

巣鴨の事件は実話です。なので、そういうカラクリがあると思うと、ミステリー小説の方も実話っぽく感じるというコトで‥‥

東洋大学って巣鴨のソバなんですね。その辺の地理に疎いので初めて知りました。

逮捕された女性は「私は日本のチャングムと呼ばれてます」なんて話しているしたが、彼女一人が逮捕されて終わりという話じゃないと思います。白紙の処方箋が出回っているなんて、健康保険が押しなべて赤字になるハズですよね。

やっと、掲示板に書き込めました。ナミナミさんみたいに上手くパソコンを使えこなせればイイのだけれど‥‥

しっかり追求して欲しい事件です。
Posted by koyuri at 2007年01月24日 20:54
 
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