2007年02月22日

封建時代に逆戻り?

おはようございます。昨夜の話を読むと、江戸時代の「士農工商」のような階層が同じ会社の労働者の中で作られているのだと感じます。

そういう会社では、仕事が出来る人間を上に引き上げれば、上から下に落ちる人間が出ざるを得ません。となると、正社員は正社員で結託し、契約社員は契約社員で、アルバイトの人間を利用しても、仲間としては受け入れたくナイというコトになるでしょう。

上位の者は何時まででも上位に君臨し、下位の者は何時まででも下位に甘んじなければなりません。

昔遊んだトランプのゲームで「大貧民(何故か同じ遊びで大富豪とも呼ばれる)」というゲームみたいに、下位の者は、何時でも最高のカードを上位に差し出し、低位のカードを貰うという役割になってしまう。現実が、そんな感じです。

それでも、ゲームならばその日の内に、「大貧民」から「大富豪」になったり、その逆もありえますし、そうした波乱もあって楽しいのですが、現実ではかなり難しいと思います。

タマには、「アメリカン・ドリーム」の様な「サクセス・ストーリー」は生まれて来ますが、それは残念ながら、極々一握りです。

グローバリゼーションに対する考えを本から抜粋して、この本を終えます。

世界中の市場を相手にビジネスを考える人間と、その人間の考えたビジネスモデルの中で歯車として働く人間、そして彼らが生産した物を消費する人間とが、はっきりと分断されている。ビジネスを考える人間同士は、日々情報を交換している。他方、歯車として働く人間と消費する人間同士は、まったくお互いを知らない。有名ブランドのスニーカーやサッカーボールが、遠く離れた国の貧しい少女が学校にも行けずに作ったものであることを、われわれはつい忘れてしまう。

我々は、少しばかりの金銭的「豊かさ」と引き換えに、心の「安定」を失い、度を越した「過当競争」の時代に足を踏み入れているのかもしれません。そして、それが我々の健康を蝕む一番の原因になっていると思います。
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