おはようございます。長野県内でも、産科医の確保が出来ないからと、続々と「分娩中止」を発表する病院が出始めています。時を同じくして容認された「赤ちゃんポスト」。
「子どもを産むからには、親として責任を持って産むことが大切」と首相が指摘したそうですが、産む施設すらちゃんと整備する「政府の責任」を果たさナクて、よく平気で個人の努力ばかりを推奨出来るものだと驚きです。
日本の政治家の多くは、マズ行政の責任を考えず、大変なコトは個人の責任にしてしまうのですが、『ドコにお腹を痛めた子供を、好きこのんで捨てる親がいるでしょうか?』
それとも「赤ちゃんポスト」に捨てる親は、喜んで捨てていると思ってるのでしょうか?
障害児に避妊を理解させようと、理解しやすい様に人形を使って教育した人々は、教育者として非難されるのがオチのお寒い日本の「性教育」、望まない妊娠をしても中絶の費用が捻出出来ない人もいるだろうとか、様々な想像は出来ないのでしょうか?
「子供は国の宝」だというコトは簡単です。「そもそも親が子を捨てる問題が起きないためどうしたらいいか、考えるのが人間として大事」との官房長官の言葉に、今頃そんな認識をしている人々がいるのだと、逆に開いた口が塞がりません。
「子捨て」や「子殺し」などというコトは、歴史が始まって以来、闇でズッと貧困者などの家庭で行われて来たコトで、そんなコトは政治家を目指す気持ちがあったら、まず考えるべきコトだし、「考える」だけでナク、どうするかという「行動を伴うべきコト」です。
そういう行政の怠慢を救うべきだと立ち上がったのが、民間病院というのは、日本のお粗末な政治の結果だと思うのですが、全く、そういう認識がナイらしく‥‥
「赤ちゃんポスト」を設置する病院だとて、「一番大事なのは赤ちゃんを預ける前に、まず相談してもらうこと」だと言っているのです。
既に、各地の妊婦から相談が寄せられているという現状を、真摯に考え、「産めよ、殖やせよ」と言う前に、安心して子供が産める環境作りをして欲しいものだと思います。