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さて、昨夜の本の中に「罪悪感がない面白半分の非行」という問題があります。
これこそが、今の世の中の問題の大半ではないでしょうか?
本人が軽い気持ちで行ったコトが、他人にどういう迷惑が掛かるかという認識もナク、「したいからする」という考えを持った、刹那的な快楽を味わいたがる人々が大人にも増えているからかもしれませんが、子供の中に増大しているとワタシも実感します。
このことは、前に書いた「さらば、哀しみの青春」の本の中でも取り上げられていますが、コンビニエンスストアの中で、二人の女子中学生が窃盗(万引きと呼ぶから罪が軽い様に思うかもしれないが、万引きは窃盗であるという自覚がナイとも述べられています)の真っ最中で、一人がレジ側で壁を作り、もう一人が口紅やマニキュアを鞄に入れていたのを水谷先生が、トガめたのだけれど、店の人に謝る気持ちもナク、「運が悪いな、今日は。みんなやっていることだろ。うざったいんだよな」と外に出ようとしたので、警察に引き渡した。警察が来るまでも、「捕まえるんなら、みんな捕まえろよ。私たちだけなんておかしい。みんなやっているのに……」とくってかかってきた。自分の価値基準や行為の指標を善悪や正邪ではなく、他者の行動にあわせていく、今の典型的な子どもたちがいる、という趣旨の部分があります。
前にコンビニエンスストアの統括マネージャーさんが、とても怒って話してくれたコトがありました。「国立大学の女の子が、パンを数多く万引きしていた。あんなに食べられるワケがないから、おそらく友人に分けるのだろう。小売業なんて利の薄い商売なのに、そんなくだらないコトで、毎日働いて得ている利益がガクンと減ってしまうというのに‥‥」という様なコトを。ワタシも少し前まで小売業をやってましたから、判りますが一度チロルチョコの箱ごと盗られたコトがあります。小さい子供達の喜ぶ顔を見ようと、それなりに商品を充実させてましたが、それ以来バカらしくなって、子供商品は縮小傾向にしました。
最近の話題としては、元ライブドアの経営陣のあっけからんとした感じの株価操作(日興などを思えば軽いものだとはいえなくもナイのですが、それとこれは話が別なので)も似た様なものでしょう。「皆やってたとしても、悪いコトは悪い」という当たり前のコトが当たり前になる必要があると思うのですが、なにしろ日本の政治家や官僚のトップがトップだったりするのですから、難しいかもしれません。