ともあれ、人と仲良くするにはセロトニン神経系が関与しているので、環境からの刺激が必要になるそうです。
そして、睡眠覚醒リズムにかかわるセロトニン神経系というのは、強制してはじめて働くようになっている神経だし、昼夜を区別してセロトニンを誘発することが必要なのは、セロトニンがドーパミンの制御役だからです。それがちゃんとしてないとドーパミンの活動が行き過ぎても押さえられなくなります。昼夜の区別をしっかりして、目的をもった行動ができたときにはおおいに褒めることが大切。
日中の活動が低下して深い睡眠がとれないと、セロトニンが減ってドーパミンが変に活発になり、小学校時代は無気力になったり依頼心が強くなり、中学三年ぐらいになると甘えの反面の粗暴行動がでて来るになる。セロトニンの減少は対人関係に問題を起こしがちで、環境への適応を難しくするのだそうです。
ゆえに、不登校や注意欠陥他動性障害(ADHD)、いじめや度を越した暴力も、友達をつくれない悩みも、すべてここに根があるというコトだそうです。
以上のことは、瀬川昌也医師の研究に基づいて語られていることです。
「ゲームをしているときの脳はドーパミンの伝達が亢進しています。ドーパミン神経系というのは、いいことがあると頑張るという報酬系の神経ですから、ゲームに出てくる特定の場面や動きに強く動機づけられることがあります。しかも、反射的にやるので考えることがありません。
ですから、これはゲームなんだと自覚できる衝動を抑制させる仕組みができていればいいんですが、そうでないと変なのが来たら殺せばいいという感覚をおかしいと思わなくなってしまう。つまり、厳しく育てられていないために睡眠・覚醒がはっきりしていないような、セロトニンの抑制が利かない状態でやっていると、ゲームで植え付けられたものを現実にやろうとする衝動に歯止めがかからなくなる可能性があります。同じようにゲームをやっていても、おかしくなるかならないかを分けるのは、準本能的な仕組みがちゃんと発現できるようになっているかどうか」なのだそうです。
「深い眠り」これこそが、元気の基本であり、健康の源であり、世の中で皆と仲良くする基本なのですね。さぁ、ワタシもこれからやるべきことを済ませて、寝る様にします。オヤスミナサイ。