2007年03月29日

マインドコントロールは原爆より怖い

午後の更新も遅れてますね。本日中に書けるとイイのですが‥‥どう書くべきか、少々悩んでました。

元最高裁判事だった、團藤重光氏は、「オウム真理教のマインドコントロールは、直接的に薬物を使用する洗脳もあったが、マスメディアによる〈管理社会〉一般を考える上でも非常に重要な事例だ」1970年代、あるアメリカの社会評論家は「マインドコントロールは原爆よりずっと恐ろしい」と指摘したと主張するそうだ。

「マインドコントロールはわれわれの心の中に入ってきますから、外部的な原爆などよりも、もっと恐ろしい影響を後に残す、ということを言いたいわけです。もちろん、原爆は大変に危険です。でも原爆ならその地域に放射能が残る。また被曝した人たちには、後まで大きな影響が残る、子孫だちにも残ります。けれども、世の中一般に広がるわけではありません。ただ国際的な核兵器の問題はすこし別ですが。ところが、行動の科学的操作の方は、人間の心をむしばんで、どこまでいくかわからない」

「刑事政策、犯罪対策を考えるについても、秩序を維持する面からだけ発想すると、かえって間違ったことになると思います。本当にわれわれが秩序を回復して、また、いい社会にもっていこうとするためには、もう少し人間的なものを持ち込んだ、ヒューマニスティクな犯罪政策、刑事政策が必要ではないかと思うのです。そういうことを考えると、経済的繁栄は必要ですが、それだけではいけない。また科学技術も必要ではありますけれども、それだけではいけない。何か持っていなければならない。そうするとどうしても人間の主体性、人間の尊厳の問題になってくる。これによってこそ本当の社会連帯的な秩序が達成されるはずです。」

現在の教育が「主体性を持った人間を生み出そうとしているのか?」疑問なのですが、それにつけても、著者が最後にこう書いているコトだけは、覚えておいた方がイイだろう。

情報化が極端に進んだ今日ほど、誰しもが気づかぬうちに、騙されて自分が加害者となってしまう可能性が高い時代は、人類史上かつて存在してないのである。

すべての人が同じように、立ち止まって振り返り、判断し、叡智ある行動をすることで、すべては初めて実を結び始める。
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