2007年05月26日

子供が出来なくなる?

ともあれ、真面目に少子化を心配するならば、環境汚染や食物汚染の話題を避けては通れません。

人工化学物質のプラスチック、塗料、殺菌剤、ドライクリーニング液や洗剤など、ほとんどは無害だが、なかには性に影響するものもある。

汚染物質が多い川では、オスの魚がメスになったり、フロリダの湖に住むワニのペニスがかなり小さくなったり。カモメがメスどうしでカップルになる。イギリスの海では、貝のメスがペニスを持ったりと、世の中の生態系は混乱しているらしい。

避妊用のピルに含まれるホルモンが水道水に紛れこみ、淡水魚のメス化や人間の精子の減少を引き起こしているとも言われている。

バナナを害虫から守るという薬が、バナナ園の労働者の精子の数を五〇〇分の一にまで減らしたり、他にも有害物質も続々と見つかっている。

牛乳や牛肉にも、成長促進剤としてきわめて強力なエストロゲン類似物質をヨーロッパでは禁止されているにも関わらず、アメリカでは好きなだけ使って牛を成長させている影響が、今後どう出るのか?

ベジタリアンだとしても、クローバーを食べ過ぎた羊が不妊になったり、大豆にもエストロゲンに似た物質が多く、体内のエストロゲンは脳を保護するのに、大豆のエストロゲン類似物質は、本来のエストロゲンの働きを阻止して痴呆になるという説さえあるという。

ふつうの食生活では、こうした化学物質は、ごくわずかしか摂取されない。しかし、なかには大量に摂取している人もいるし、微量なら大丈夫とは言い切れない。体脂肪の中に蓄積され、いくつかの物質が結びつくことによって、重大な影響を及ぼす可能性もあるからだ。

ちなみに、妊娠させられない男性が増加の一途では困るので、コレだけは書いておくと、精子のコトを考えるならば、精巣が精子を作るのは体温より二度から三度低い温度なので、体外にある。サウナは厳禁らしく、逆に寝ている時に扇風機で三カ月ほど風を当てつづければ、精子の数はグンと増えるそうだ。(あくまでも、真剣に科学している先生の説なので、それに対するコメントは避けさせて頂きます)

環境破壊は他人事みたいに考えている人も、多いのかもしれないが、人類が進む未来を変えてしまう可能性が、とてつもなく大きいのだというコトを認識しないとマズイだろうと痛感した本でした。
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