2007年05月28日

死刑制度と少年事件

数多くの少年達による殺人事件などが行われている昨今ですが、少なくとも事件の数自体は減少しているのに、マスコミで煽られておりますが、そうした姿勢を含めて批判した絶好のミステリーがあります。ミステリーだと思わせないトコがミソで、最後にミステリーだったんだと気付かせて貰いましたが‥‥
さまよう刃
ミステリーとなると、筋が書きにくくなりますが、何も過失のナイ少女が二人、別々に拉致されて札付きのワルどもに強姦され、一人は自殺し、一人は死体遺棄及び殺人となるか過失致死あたりになった二人の父親の復讐と、それを取り巻く警察官の話です。

ともあれ、本を離れて、現実問題として、少年法が問題にばかりなりますが、マズ問題にすべきは死刑制度の是非が大前提だろうと思います。一般に人を一人殺しても、初犯だったら死刑になどならないのが、今の現実です。そして、無期懲役が本当に無期懲役ならばまだしも、真面目に勤めれば十年とちょっとで出て来れるというコトが一番問題だと思います。

一生、牢獄に入れておいたら、改心なんてしないだろうし、収容に掛かる経費が大変だというコトなのですが、出所するタメの改心なんて、本当の改心でしょうか?

死刑制度を廃止したいのならば、アメリカみたいに「200年の懲役」みたいなありえない数字ではあるものの、改悛の情が認められたとしても、ナカナカ減らない程度の刑という考え方が、日本にも必要ではないでしょうか?

犯罪者になるには、それだけのバックボーンもあり、同情すべきコトも多いでしょう。でも、それを含めて、犯罪者が大人であろうと、少年であろうと、どう処罰すれば世の中のタメになるのかという、根本の問題が議論されているとは言い難いものがあります。

「裁判員制度」も始まろうとしている今だからこそ、量刑の問題や服役すればそれで終わりではナイ、例えば賠償の問題ナドも全てひっくるめて議論しない限り、本当の更生など出来るハズもありません。ちゃんと更生させるコト、そして本当に更生したのであれば、社会が受け入れるコト。その二つもナイと、ただ「刑期を終えさせるダケに税金を費やしたダケ」になってしまいます。表面的な議論ではナク、もっと深い議論をして欲しいものなんですが‥‥
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