その子供さんが、どういう死因だったのかは判りませんが、丁度、書こうと思いつつ気が乗らずにいた本が、コレだったので、マスマス気が重くなったのですけどね。

確かに、若い頃は死にたくなるコトが結構あります。
薬依存症の行き着く先が、OD(オーバードーズ)による死なのかもしれません。
ちなみに、前に書いた睡眠薬を少ししか出して貰えなかった方は、若者ではナク、別に睡眠薬依存症というワケでもありませんが、ナイと不安というコトで、ちゃんと出してくださるトコへ行き、処方されてますし、世の中悪用しようとすれば、何事も簡単に出来てしまうだろうなと思いますね。
とにかく、読んでいて一番思ったのは、リストカットしたり、オーバードーズする人は、周りにその人の話をチャンと聞いてくれる人がホトンド居ないみたいで。
特に親が、見て見ぬふりをしたりして、不思議に思います。
保育園とかで、問題のある子供の親御さんは、自分の子供は「イイ子」であると、決め付けていて、問題が起きると、それは「他の子のせいだ」と怒鳴り込む場合が多く、「本当は貴方の子供に問題がある」と説明しても、全然聞き入れない場合が多いとおっしゃる方に、「自分の子がダメ」だと思うと、自分が持たないから「ワザと聞かなく」してるんじゃないかなという気がします、という感じのコトを言いますが、そういう親と子の関係が、悪い方に進んで行くと、こんな感じになるんだろうなと思います。
実際、若いコロは、「ピュア」なコトにあこがれるので、どうしても自分が許せなかったり、行き詰まってしまうコトは、かなりあります。その時に、どうするかで、人生の将来が決まるのですが、どうしても、若者は早く白黒つけたがるものですから、ナカナカ難しい問題ですね。
何度か書いてるかと思いますが、昔、そんな時期に医学部の教授が自分が癌であると判っていながら、授業してて、「皆さんは、こんな年寄りになったのだから、もう死んでもイイだろうと思っていると思いますが、ココまで生きてきたから死にたくナイのです。今まで、色々あっても、ココまで生きて来たからこそ」と言ったんだよ。「でも、長くはナイんだと思うんだけどね」という話を、新年会で向こうが医学生三人、こっちも女の子三人で集まった時に、医学生三人がしてくれたコトを今も強く覚えています。もしかしたら、ココまで元気にワタシが生きているのは、癌で亡くなられたであろうお会いしたコトはナイ、医学部の教授の御蔭かもしれません。
ワタシも、皆さんに言いたいです。必ず、「ココまで頑張って生きて来たんだから、滅多なコトでは死にたくナイと思う時が来る」そして、若い時よりも、足腰も衰えて、身体も動きにくくなって、生きたくナイ時も来るかもしれない。だとしたら、ソコで死んでも遅くはナイから、若い内に死んだら勿体無いよ。
青春時代に、若いというコトの素晴らしさは、ちっとも気付かないモノだけど、歳をして若さを失うと、それが本当に掛け替えのナイものだったとみんな思うんだからと。