2007年09月28日

起訴は公正なのか?

泥棒に入った時に顔を見られたから殺そうとして、中学三年生が高校生に重症を負わせたという事件が千葉であったみたいですが、日本もかなり殺伐としてきてますね。

そんな事件についても考えさせられる一冊が、こちら。
検事・沢木正夫 公訴取消し
医療過誤の問題もあったりして、ナカナカ読ませて貰える本でした。タダ、それにしても出所者が更生しようとしても、更生させたがらない社会というモノも存在していて、それでは犯罪者を世の中に増やすばかりなんですけどね。

練りに練ってあった小説ではありますが、こういうTVドラマになりそうな、殺人動機が正しい殺人というモノは、何となく殺人というコト自体の正当化が行われそうな気がして、チョッと怖い気もします。

世の中に「正しい殺人」というコトが存在するのか、否かという問題にも繫がるのですが‥‥

戦争の多くが、自らの正当性を述べて行われるのと類似していて、自分の都合のイイ風に拡大解釈する人間が出る可能性もあり。別にTVのサスペンスドラマがイケナイと言っているワケではありませんが、殺人や自殺の話が、身近になる社会というモノが、良いのかどうか。

要するに、巨悪を罪に問い難い社会の方に問題があるのだろうと思います。

普通のシュチュエーションだったら、即、殺人事件になるのに、今になって騒がれている相撲部屋のリンチ殺人とか、色々。

世の中、理想通りにはいかないけれど、やっぱりダブルスタンダードのある社会というのは、どこか歪むよなと思います。

素晴らしい小説を一気読みしただけに、逆に今の日本が変なんだよなと改めて思ったり。

ミャンマーみたいに、あまりに変だと誰でもスグに間違いに気付きやすいのだけれど、日本みたいに「曖昧」だと、変だと気付かナイほどゆっくりと変になって行くみたいで、余程、目をしっかり開けて見ていないと、「巨悪」が静かに我々の周りに忍び寄ってきているのかなという気がしてならない。
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この記事へのコメント
怖い話題ですね・・

いつ自分の家族がそういう立場に立つかも知れないと思うと

ぶるるときます。
Posted by 松じゅん at 2007年09月28日 22:27
今の日本は完全に「巨悪」が蔓延してると感じてます。

「中学生が泥棒に入って高校生に重症を負わす」なんて一昔前では考えられません。中学生は万引き止まりでしたよ。
名古屋の31歳の女性が【裏の職安】とかいう場で集まり、何の理由もなく殺されました。
理由のある殺人ではなく、誰彼かまわず、ただ「殺したい」っていう殺人が増えています。
まるで卵の殻を割るように、いとも簡単に命を奪っています。

人の命を奪う事が良いはずがありません。
同情の余地がある殺人でもやってはいけない。もちろん【戦争】と言う名の殺人も・・・
まして、理由もなく人を殺すなんてあってはならないことです。

簡単に人を殺せてしまうような世の中にしてしまった原因を考えるきっかけになる小説でもあるのかもしれませんね。
この本はちょっと興味をそそられました。

※長過ぎる上に、何が言いたいか怒りで分からなくなってしまってごめんなさい。
Posted by BOOちん at 2007年09月29日 01:41
ミャンマー=あまりに変
には思わずうなづきました。
そう思ってても活字では浮かばなかったですよ、さすが活字マニア^^
と褒めてもいいのか迷うところなんですがきっといいんですよね、活字として表現できるって事はそれだけ読書家でないと無理だし。

日本はおかしいですよ、日本というか日本人の考え方が!
どうしてやっちゃいけないことをやってしまうのか・やった結果深みにはまるのか、そもそも人に迷惑をかける行為をする・かけても謝らない・それを推奨するような社会が理解できないです。
日本人に限ったことじゃないけど根本にあるべき行動ですよねこんなの!
Posted by 小太郎 at 2007年09月29日 03:05
なにか日本の司法には疑問を感じることがございます。
  「正しい殺人」みたいな印象を受けるのは特に裁判官の裁量にも問題があるように思うのです。彼らは一生懸命勉強して難関の司法試験に合格しての職種です。しかし社会観念とかが足りないような感じがいたします。
そのような事もあっての裁判員制度に繋がるのかもしれませんね。
Posted by takachan at 2007年09月29日 06:42
松じゅんさん、医療過誤も怖いし、つまらないコトで人を刺そうとするのも怖いし、本当に何事にも巻き込まれず、安全な暮らしがしたいです。
Posted by koyuri at 2007年09月29日 17:21
BOOちんさん、本当にそうです。

あまりに怒るべきコトが多くて、何を語ればイイのか、迷うコトばかりです。

生命は何人に関わらず、等しく大事なハズなのですが、身分や所有する財産によって、命の価値にまで多大な差が生まれてしまってます。

これでは、まるで封建時代に逆戻りですね。
Posted by koyuri at 2007年09月29日 17:25
小太郎さん、全くその通りです。

世の中のズレが過大になり過ぎて、何が正しいのか理解しずらくなっているみたいです。

今のままの考え方や政策の行き着く先が、とても恐ろしいです。
Posted by koyuri at 2007年09月29日 17:28
takachanさん、その裁判員制度も、今の様にマスコミが煽ると、かなり問題だろうなと思います。

特にこの本を読むと、真実よりもウケ狙いの報道では、ドコまで物事の本質に肉薄出来るのか‥‥

少なくとも、冤罪が増える様なコトにはなって欲しくナイです。
Posted by koyuri at 2007年09月29日 17:31
 
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