2007年09月30日

地震の時、どうします?

明日から、地震が起きる何秒か前に、速報が流れる様になるそうですが、それだけでは不十分じゃないのと、この本を読んだ人は必ず思うハズです。少なくとも、原子力のコトが問題になってナイので、おそらく本当の地震が起きたら、この本よりもスゴイ惨事になるだろうと思いますけど‥‥
M8(エムエイト)
この前の柏崎原発のコトを考えると、この小説でシュミレートされただけで済むのは、かなり難しいとは思うのですが、少なくとも、地震の前の何十秒前では、おそらく大したコトは出来ないでしょう。それでも、火を使っていて警報を聞くコトが出来た、極一部の人だけは消火できるのですから、無いよりはマシではありますが、外れたとしても、もっと早くからの地震予知が必要だと思います。

少なくとも、「この一週間はこの周辺で注意が必要です」くらいの緩やかな注意報が出ないと、大惨事は防げないでしょう。外れたとしても、本当はその方がイイのですから、「オオカミ少年」になる可能性があったとしても、そちらの方向で地震を考えないと、おそらく防災は無理でしょう。

高速道路とかで、明日から始まる地震速報を聞いて急ブレーキを踏んだとしても、事故を回避出来る可能性は、かなり薄いのではないかと思います。

人間は過去を忘れやすいモノではありますが、阪神大震災の朝の衝撃はTVで見ただけですが、未だに忘れられません。『今、何時だろうか』と思ってTVを点けたら、高速道路がねじれて倒れている映像が映し出されていて、一瞬、何がなんだか判りませんでした。

神戸には大学時代からの友人も住んでいるので、心配でたまりませんでしたが、何度電話しても繫がらず、大阪に住んでいる友人の安否すら、数日後に滋賀県の実家に問い合わせてやっと判ったホドで、公衆電話から掛けても、一週間後にやっと神戸の友人に繫がったものです。

「青春時代を過ごした高校の周辺は、ホトンド焼けてしまった。タンスや本箱は置き方によって、倒れなかったモノと倒れて全部メチャメチャになったモノとに分かれた」と後に話してくれましたが、本当に地震の被害はスゴかったみたいです。

地震大国の日本に原子力発電が、何基もあって大丈夫なのかというコトも含めて、ヨクヨク考えないと、地震と共に「日本経済も沈没」というコトにもなりかねません。

明日から地震速報が判ると安心するよりも、それぐらいで大丈夫なのだろうかと、地震への認識をしっかり持つタメにも、上記の本を一読するコトをオススメします。

天災は忘れたコロにやって来る」のですから‥‥
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この記事へのコメント
地震予知の速報が流れても、数秒〜数十秒前だと思うんです。
玄関に辿り着くのがやっと。
危機管理のつもりかもしれませんが、今の段階では、ほんの気休め。口だけの危機管理のような状態だと思います。今後、もっと早く予知が出来ればいいのですが、それは難しいそうです。

阪神淡路大震災規模の地震でも大丈夫と言っていた”柏崎刈羽原子力発電所”。
この二の舞いにならないように、稼働させている原発の安全対策をするほうが、よっぽど危機管理をしていると思いませんか?
Posted by BOOちん at 2007年09月30日 20:07
その速報の話である方がテレビで「速報を聞いたら火元よりもまずは自分の身の優先をしてください。最近のガスレンジは揺れに反応して消えますから」って言ってたんですがテレビで言うには危ない発言だなと思いましたよ。
言ってることは正しいですが、やはり考えておくべき順所は火元を優先にしておくべきだと思います、自分が死んだらどうしようもないですが。
油ものとかやってたら揺れの大きさに合わせて近づかないほうがいいですが。
地震を最悪にするのは震度もそうですがやはり火事でしょうから、頭には優先事項として入れておくべきだと。
地震がひどくなったら消防はほぼ無力になったりするんで。

でもやはり慌てますよね、俺も南西沖地震のときは道路に光がなくてびっくりしましたよ。
Posted by 小太郎 at 2007年09月30日 21:20
BOOちんさん、多額の投資をしてそれだけの予報なら、多少間違ってでも、「この期間、この地域は注意」という予知をして欲しいものです。

たとえ、外れても、そう言われれば、本箱やタンスを固定するとか、何らかの対処は出来ますからね。

この小説は予知しようとする科学者と自衛隊と政治家秘書の三人の阪神淡路大震災の若者が中心に物語られているのですが、ワタシも、読んでスグに原子力発電所はきっとヤバイことになるだろうと思いました。

出来るコトから、一歩づつ防災を始めて欲しいですね。
Posted by koyuri at 2007年10月01日 12:02
小太郎さん、悪戦苦闘する消防の方々も登場してます。

生き埋めにならないコトも大事ですが、火事になったら他の生き埋めになられた方々の生命を奪ってしまいますからね。

ちなみに、トイレが個人の家屋の一番安全な避難場所だというのは、ビックリでした。

柱が密集しているのがイイみたいです。

トイレに非常脱出用のスコップでも、常備した方がイイのかなって思いました。

>道路に光がなくて
で思い出しましたが、停電しやすいので、本当に色々と問題が起きる可能性は高いですね。懐中電灯も、各所に置かないとダメかもしれません。
Posted by koyuri at 2007年10月01日 12:09
 
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