小学校の教頭が、アダルト写真の投稿雑誌で「神」とあがめられ、「アスピリンスノー」と言う名で「ナンパの仕方」を教えていたなんてコトが話題になる時代なのですから、物事は百八十度転換して考えなければナラナイ時代になっているのかもしれません。
厚労大臣と市長のバトルもマタしかり、「年金をネコババするなんて言語道断」ではあるのだが、ある一定の割合で泥棒したくなる人は存在すると考えるべきなのかも。
銀行などが、金持ちの娘や息子を就職させるのも、そのタメで金持ちの方が泥棒しないだろうというだけではナク、「盗ったら親の金で穴埋めしよう」と考えているからという話を聞いたコトもある。
良くはナイが、人間だから魔がさすコトもあり、その時にどうすべきかという対応が出来るか否かだろう。会社の信用問題になるので、返済出来なかった時のみ問題になるだけで、全額弁償させて、会社はクビというのが、結構あるらしい。
少なくとも、市町村の様に、そのまま働かせるという選択はナイだろうが、穴を開けないという事前準備が不足していたのかもしれない。
当然、モラルは遵守されるべきだが、政治家の方々は返金さえすれば、無かったコトにしているのだから、そういう考え方が蔓延するのは無理はナイ。
盗むコト自体が罪なのだから、弁償しても罰は軽くなるかもしれないが、罪は消えないというのは、当然のコトだ。
当然、贈賄事件とて、返せばイイというものでナイことも自明のコトなのだが、世の中には法律を遵守せずに、ねじ曲げようという人々がとても多い。
犯罪が多くなった、極刑を求むというのであれば法律を変えればイイのだし、贈賄が当たり前だと思うのであれば、そちらも法律を変えるべきだ。
ソクラテスが「悪法も法なり」と死罪になったのは立派であり、どんな法であれ、守らなくては法治国家は成立しない。
無茶苦茶な理屈でテロ特別措置法を通そうとしているが、憲法が存在している限り、本来それは無理な話だ。(だから、憲法を改悪したいのだろうが)
政府が口出しして教科書に再び「沖縄戦の時に軍隊が民衆を自決させた」という記述を復活させるのは問題だという話がある。ならば、そうだと言っている証言が多数あるのに、その記述を削除させたのは、一体、誰なのか?
誰しもが「神」ではナイというコトを認識しないと、ダマされたり、ヒドイ目に遭ったり、ムシリ取られたりするだろう。「渡る世間は鬼ばかり」ではないが、「鬼も居るし、善人も居る」そして、それは同一人物の内部でもマタ然りなのだ。
どんな職に就いていようと、どんな実績があろうと、人間の中には悪魔の心も天使の心も住んでいるというコトを必ず認識していないと、世の中を生き抜くのは難しい時代が来ているらしい。