昨日の記事を書いてから、コタツでゴロ寝をして、それから食器を洗おうと思いつつ、TVを付けたら、「NEWS23」で、「生活破壊」という特集をやっていた。
見るともナシに見出すと、何と昨日のブログで外国を念頭に書いたコトが、日本の現状だというのだ。
平均すると「今年、日本で六日に一人が餓死している」
コレで本当に日本は先進国なんて言えるのか?
認知症の母親と二人、餓死寸前になって心中しようとして母親を殺してしまった中年の息子。執行猶予が付いて、社会に出ても、家財は既に処分されている。ホンの僅かの身の周り品だけで、生活保護施設で暮らしながら、自立の道を模索していたのだが、何で公営住宅を追い出そうとしたり、水道や電気を止めようとする前に、生活保護が受けられなかったのか。医者の診察を受けるお金も無かったので、生活保護の申請を門前払いされたのだという。
前に、生活保護のコトを書いたが、本当に困っている人は救わずに、困りだした人達を救う制度だと著者が書かれていたのは本当だった。
北九州市でも餓死した人が居たコトは知っていたが、まさか年間60人近くも飽食の国と言われている日本で餓死しているとは思わなかった。
ワタシも、自分の生活に日々追われているだけの人間だから気付かなかったのか、それとも、政府が景気回復と同じ言葉を繰り返すのをそのまま応援しているマスコミの報道に懐疑的になりつつも、真実を知らされていなかったのか‥‥
長野の景気が悪いというコトは、多くの人々が口々にそうおっしゃるので理解している。幸い、ワタシの仕事は、そんなに儲け主義でもナク、自分の身体を第一に極少数しか一日に受けないというスタンスだから、さほど影響はナイのだが。
にしても、格差社会と言われて久しいのだが、ココまで格差が広がっているというか、行政のセーフティネットの目が粗いとは思わなかった。
生活保護の不正受給が、約90億円だとか。ドコまでが不正なのかはともかく、その中から五千円でも回されていたら、救われた命があったと思うと、アメリカあたりでは貧しい人々に食料を配給している団体もあるのだからと、日本との違いを考えたりもする。
ともあれ、生活保護の人々の水準を少しは引き下げてでも、より多くの貧しい暮らしに耐えている人々を救わなければ、日本は三流国以下だ。安心して暮らせるという気持ちがあればこそ、御金も循環して、内需も拡大するのにと、日本のお寒い現状に背筋が寒くなったのだった。
だからと言って、ドンドン生活保護の水準を下げてもイイと言っているワケではナク、独立行政法人などの無駄使いを削ってでも、そうした資金は一番に確保するべきだと考えている。アメリカ政府への思いやりも大事かもしれないが、国民への思いやりの方が1000倍も大事だと思うし。