2007年12月25日

生活破壊

昨日の記事を書いてから、コタツでゴロ寝をして、それから食器を洗おうと思いつつ、TVを付けたら、「NEWS23」で、「生活破壊」という特集をやっていた。

見るともナシに見出すと、何と昨日のブログで外国を念頭に書いたコトが、日本の現状だというのだ。

平均すると「今年、日本で六日に一人が餓死している」

コレで本当に日本は先進国なんて言えるのか?

認知症の母親と二人、餓死寸前になって心中しようとして母親を殺してしまった中年の息子。執行猶予が付いて、社会に出ても、家財は既に処分されている。ホンの僅かの身の周り品だけで、生活保護施設で暮らしながら、自立の道を模索していたのだが、何で公営住宅を追い出そうとしたり、水道や電気を止めようとする前に、生活保護が受けられなかったのか。医者の診察を受けるお金も無かったので、生活保護の申請を門前払いされたのだという。

前に、生活保護のコトを書いたが、本当に困っている人は救わずに、困りだした人達を救う制度だと著者が書かれていたのは本当だった。

北九州市でも餓死した人が居たコトは知っていたが、まさか年間60人近くも飽食の国と言われている日本で餓死しているとは思わなかった。

ワタシも、自分の生活に日々追われているだけの人間だから気付かなかったのか、それとも、政府が景気回復と同じ言葉を繰り返すのをそのまま応援しているマスコミの報道に懐疑的になりつつも、真実を知らされていなかったのか‥‥

長野の景気が悪いというコトは、多くの人々が口々にそうおっしゃるので理解している。幸い、ワタシの仕事は、そんなに儲け主義でもナク、自分の身体を第一に極少数しか一日に受けないというスタンスだから、さほど影響はナイのだが。

にしても、格差社会と言われて久しいのだが、ココまで格差が広がっているというか、行政のセーフティネットの目が粗いとは思わなかった。

生活保護の不正受給が、約90億円だとか。ドコまでが不正なのかはともかく、その中から五千円でも回されていたら、救われた命があったと思うと、アメリカあたりでは貧しい人々に食料を配給している団体もあるのだからと、日本との違いを考えたりもする。

ともあれ、生活保護の人々の水準を少しは引き下げてでも、より多くの貧しい暮らしに耐えている人々を救わなければ、日本は三流国以下だ。安心して暮らせるという気持ちがあればこそ、御金も循環して、内需も拡大するのにと、日本のお寒い現状に背筋が寒くなったのだった。

だからと言って、ドンドン生活保護の水準を下げてもイイと言っているワケではナク、独立行政法人などの無駄使いを削ってでも、そうした資金は一番に確保するべきだと考えている。アメリカ政府への思いやりも大事かもしれないが、国民への思いやりの方が1000倍も大事だと思うし。
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この記事へのコメント
40年国民年金をかけてもらう額が生活保護費より少ないこと・・

まじめにかけた年金の記録が消えてたりすること

生活保護をもらうために 画策してる人がいること

病気を押しても生活保護を もらわずに仕事頑張ってる人

平等ってなんなのでしょうね・
Posted by 松じゅん at 2007年12月25日 23:43
こんばんは!
深刻な問題ですよね・・・
日本がどういう国を目指すのか、もう一度皆で真剣に考えなければいけない時期になっているのかもしれません。
せっかく豊かな国になったのですから、他の国から目標にされる国、皆が幸せを感じられる社会になれたらいいですね。
それでは!応援!!
Posted by NOBU at 2007年12月25日 23:55
松じゅんさん、今の生活保護の半分くらいの額でイイから、簡単に補助してあげるとイイと思うんですよね。

それで、満額受給になる場合はある程度、厳しい審査でも仕方ナイと思うんだけど。

本当に困っている人には支給されずに、軽く困っている人には満額支給って何か変だと思うのですが‥‥

Posted by koyuri at 2007年12月26日 15:20
NOBUさん、そうですね。

>他の国から目標にされる国

そういう国にこそなって欲しいモノです。
Posted by koyuri at 2007年12月26日 15:22
この国の政治家さん達は普通に考えたら理不尽なアメリカへの財政支出が最大の価値なのでしょうね。本当に必要な人や多くの一般大衆を犠牲にしてもアメリカさんは大切と考えているのでしょう。内閣が出すメルマガを一応は読んでいるのですが、そのメルマガでも福田首相は絵に描いたような奇麗事を書き並べていますが、実際はそのように働いているようには見えませんし、働いていないのでしょうね。薬害肝炎問題にしても議員立法にしなくても、十分、首相の権限で対処できたのではないでしょうか?信用できる政治を早く作り出さねばなりませんね。
Posted by 鍼医K at 2007年12月27日 01:35
鍼医Kさん、「本当に必要な人や多くの一般大衆を犠牲にしてもアメリカさんは大切」では、困りますよね。

大衆が死に絶えたら、政治も何も成り立たなくなるというのに。
Posted by koyuri at 2007年12月27日 14:55
 
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