日銀総裁人事で揉めている国会を見ると、呆れてしまう。気に入らないのなら、気に入った副総裁の方を総裁にして、サッサと決めたら良かろうに。
今は、下らないコトでモタモタしているホド、日本も世界もヒマではナイ。メンツなど、どうでもイイから、チャンチャンと世界に顔向け出きる様にして貰いたいものだ。
モルジブが沈む日―異常気象は警告する
これは以前、「ツバル 地球温暖化に沈む国」について書いたので、その関連で読んでみようと思って読みました。確かに、海面上昇によって沈みそうなツバルも心配ですが、極端なコトを言うと、「海抜0メートル」付近に住んでいる人は困るかもしれませんが、私は大丈夫みたいに思っている多くの人々にも、地球温暖化の影響は出そうです。
地球温暖化を声高に叫ぶ人々は、原子力を推進しようとしているなどの足を引っ張る発言などもありますが、太陽熱とか風力とか、有るモノを利用して本質的に「エネルギー問題」を解決しなければ、多発する異常気象で我々人間はダメージを受けて壊滅してしまうかもしれません。
ハリケーンが巨大化して小学校の屋根を壊して小学生を死亡させたり、この前に富山県で高波が堤防を越えたのも、海面温度の上昇に原因があるらしいのですが、このままでは、生活が成り立ちにくくなる人々が増大し、その中にコレを読んでいる我々も含まれる可能性があると思えて来ます。
そして、何より、アメリカでこの議論をしようとしたら、研究者が書いた文章が改竄されて、地球温暖化の危険性を指摘しようとしているのに、地球温暖化が起きるかどうかは判らないみたいに、本末転倒な文章にされそうになったりと、政治の部分で「都合の悪いコトを隠蔽しようという動きが存在する」というコトが、一番の問題だと知らされます。
地球温暖化するのか、しないのかという話をする前に、その大前提となる研究を歪めてしまったら、ソレから導き出される結論も、全く違うモノになるハズです。
でも、そうしたコトが、実際に行われているというコトを我々は知らなければなりません。
少し前の住専の問題を思い出してみれば、バブルに狂奔した銀行のツケは、結局、国民の税金によって解消されました。再び、新銀行東京も類似の問題に直面してますが、真実を知らせて貰えなかったのだから仕方ナイと都知事が弁明しても、結局、そのツケが回されるのは都民というコトと同じで、地球温暖化の問題も、結局、今の人間の繁栄の後に将来の地球が壊滅的状態になる可能性すらあるのだというコトを考えなければなりません。
「先のコトは判らない。後は野となれ山となれ」というつもりならば仕方ナイのですが、政治家が本腰を入れて取り組むべき問題は山積していると真面目に思いました。