さて、昨日は書けなくなってしまいましたが、マイミクのあきこ♪さん一押しの海堂尊さんの作品を二つ、どちらも「チーム・バチスタの栄光」の双子の続編といった感じです。
ナイチンゲールの沈黙
ジェネラル・ルージュの凱旋
同じ文章が出て来たりして、同時進行していたのだと思って読むと、より面白いかもしれません。
本格ミステリーというよりも、医療問題を小説として読ませながら、気付かせてくれるといった感じでしょうか。
少なくとも、変死の場合は遺族に抵抗が少ないCTか、解剖をした方が良いとは思われますね。特に、虐待などを疑われる場合とか、自殺なのか殺人と思わせる要素が多少なりともある場合は特に。
ミステリーとしては、自殺に見せかけて殺すというのは定番ですから、当然、現実にも殺人者は自殺と警察に思われる様に仕組むでしょうし、警察に自殺と言われた場合に動転した遺族が事件性の有無を調べるタメに、解剖をと強く望む可能性は低いでしょうし、検視医の不足を考えるとCTで調べてから、不審な件だけ解剖という方が賢明だろうと思いました。
ともあれ、医療に対するコント・パフォーマンスの追求というコトは、かなり怖ろしい問題を突き付けてきます。
上の二作はミステリーなので深く書けませんが、日本の近未来みたいなアメリカの現実を書いたノンフィクションの話題を明日書くので、読んで頂けば、必ずや「格差社会」の行き着く先を認識すると思います。
イラク戦争も、全てビジネスだったのだ‥‥と改めて認識するコト請負です。そして、何故、アメリカが日本に「郵政民営化」を迫り、「保険の外資解禁」を願ったのかも理解出来るというモノです。
本日、午後に仕事が立て込んでいたので、申し訳ありませんが、尻切れトンボみたいですが、とりあえずココまでで‥‥