2008年06月01日

肩こり・腰痛にビタミンB1

毎月恒例の「食べる元気」カレンダーから。

ビタミンB1は、体内で糖質がエネルギーに変わるのを助けています。不足すると糖質の代謝ができなくなり、疲労物質が生じます。さらに、たまった疲労物質の分解にもビタミンB1は不可欠。肩こりや腰痛は、血液循環の悪化によって、疲労物質が筋肉にたまって起こるのが大きな原因ですから、肩こり・腰痛の解消には、ビタミンB1を補給し、ストレッチなどで血行を高めるようにしましょう。

○これがおすすめ食材
1.豚肉‥‥ビタミンB1が豊富な代表的食品で、特に赤身の部分に含有量が多い。赤身主体のヒレ肉やもも肉ならB1を効率よく摂ることができる。ビタミンB1は水溶性なので、ゆでた場合はゆで汁まで利用するとよい。

2.うなぎ‥‥万葉の時代からのスタミナ食で、ビタミンB1以外に、ビタミンA、D、E、良質タンパク質、EPAやDHA、コラーゲンとまさに栄養の宝庫。蒲焼きのカロリーが気になるなら、脂を落とした白焼きも美味。

3.玄米‥‥玄米には、白米になると除かれてしまうぬかと胚芽部が残っていて、ここにビタミンB1、B2、E、食物繊維などが含まれる。最近「米」の栄養価が見直され、玄米が人気に。最初は白米に混ぜて炊いてみては。

じつは、ビタミンB1は、にんにくやねぎの香り成分アリシンと結合すると、アリチアミンという物質になって長時間血液中にとどまります。糖質を効率よくエネルギーに変えていくのです。

さらに、糖質がエネルギーに変わる際、疲労物質を残さないようにするために必要なものがあります。それがクエン酸。クエン酸は柑橘類や梅干しなど、すっぱい食品に豊富です。

ちなみに、疲労物質を取り除くには、血流をよくすることが大切。血行を改善する働きのあるビタミンEも効果を高めます。青背の魚、ナッツ類、植物油、かぼちゃや青菜類などを日頃の食卓に。

そろそろ、梅雨の時期になって、体調もマスマス崩れやすくなります。皆さんも、ビタミンB1を沢山摂って、疲労回復しましょうね。
人気blogランキングへ←応援よろしくお願いいたします

この記事へのトラックバックURL

この記事へのコメント
クエン酸飲んでいた時期がありました。塩分制限があるので梅干は控えております。
吉兆は氷山の一角でしょうが、責任感のない人が増えた結果が今の現代社会を作っているのかも知れません。
Posted by としき at 2008年06月01日 23:04
4月下旬、調子が悪くなってお医者さんに行った時、まあ、とりあえず、ということでビタミンB錠だけ処方されました。必要な季節なのでしょうね。でも、まずは食べ物が一番。
夏みかんを親戚から頂いたので、クエン酸はOKです^^
Posted by セサミ at 2008年06月02日 00:00
としきさん、ワタシもクエン酸飲んでいた時期がありました。

しかし、ナカナカ長続きはしないモノ。もう少し、本当の病気っぽいなら、続いたのでしょうが‥‥

おそらく、不況になってマスマス「背に腹は変えられない」という人々が増えたのでしょうね。
Posted by koyuri at 2008年06月02日 12:30
セサミさん、親戚からの夏みかんとは農薬が低そうで安心ですね。

生成された薬とか、サプリメントよりも、食物からの方が体内吸収率は高いみたいですから、あくまで薬などは補助にしておいた方が良さそうですね。
Posted by koyuri at 2008年06月02日 12:34
 
にほんブログ村 健康ブログへ