離婚後300日以内に生まれた子は「前夫の子」とみなす民法の規定のため無戸籍となった兵庫県内の女性(27)が出産し、子どもも無戸籍になるおそれがあった問題で、居住地の自治体が女性の婚姻届と子どもの出生届を受理し、子どもが父親(27)の戸籍に入ったことを明らかにした。「無戸籍2世」に戸籍ができたのは全国で初めてというニュースを読んで、昔から側室だの妾だのという制度があった日本の男尊女卑が変な形で残っていると思う。
大体、日本人の母親に子供が生まれたら、父親が外国人でも子供は日本国籍を有するコトが可能なのに、何を前時代的な話題のママなのかが疑問。
そう言っては失礼だが、世の中には戸籍の父親でナイ子供だって、ある程度は存在すると思われ‥‥少なくとも、母親がその父親の子供にしておきたいと考えているのだとしたら、ソレはソレでイイのではないかと思います。
とにかく、本当の父親の名前を書きたいと母親が望んでいて、父親もソレを望んでいるのならば、別に第三者がソレを邪魔する必要は全くナイと思うのですが、その辺が不思議な話で、無国籍となると、納税の義務はナイというコトになります。無論、様々な行政サービスも本当ならば、受けられなくなるのでしょうが、その様な戸籍外の人々の存在を無くし、全ての国民に戸籍を与えた方が、法治国家としてイイのは当然の話なので、逆に無国籍児を作り出すコトの方が、戸籍という制度に対する根本的な考え方を崩すモノとしか思えないのですが‥‥
無国籍の人が、どうしても何かをしたいと思えば、違法な手続きで誰かの戸籍を買ったりする必要性も出てくるワケで、当然、ソコには犯罪の可能性が生まれます。
何もワザワザ無理に犯罪者になりそうな人間を作り出す必要は全くナイのであって、本末転倒な行政の対応には、頭をひねるばかりです。
画期的な対応という括りになってますが、本当に戸籍というモノの意義を考えたら、当然なすべき対応だと思うので、根本的な考え方が違うんじゃないのかと思います。
ともあれ、変に頭の固い人々ばかりじゃなくて、本当に良かったと思います。