2008年06月15日

「ピック病」という病い

歳をすると、「ボケる」という心配事が出て来ます。しかも、「もの忘れ」というのは、老年でナクても徐々に増えるモノで。ソコで目に付いたのが、こちら。
ボケない技術―「もの忘れ外来」の現場から
かなりイイ本なので、しっかり紹介したいのですが、マズその技術よりも気になったのが「ピック病」

反社会的になる病気らしいのですが、アルツハイマー病みたいに、メジャーではナク、しかも、若年性認知症(若年期は18〜39歳、初老期では40〜64歳に発症した認知症の総称)の三割以上を占めるというので、かなり大変な病気なのですが、反社会的になるというコトを、もっと皆が認識して、周囲が悪化させない様に配慮すべきだろうと思います。

例えば、「罪悪感が無く万引きする」とか、「暴力をふるわなかった人が突然ふるう」とか。

「ピック球」と呼ばれる異常な物質が脳内に出現して、神経細胞が破壊されていく病気で、前頭葉の機能に異常がみられ、感情を制御したり社会に適合しようとする機能を損なうので、問題行動に走ってしまうのだそうです。

前から書いてますが、精神病=完全無罪がイイのかどうかというコトには、かなり人によって見解が違うのですが、加害者が処罰されるにしても、しなくても被害者が完全に救われるコトはありません。

であるならば、犯罪を未然に防ぐという意味でも、もっと「ピック病」を社会に有名にするべきではナイでしょうか。

お医者さんでもよく知らない方々もいっしゃるみたいですし、何事にも専門か否かというコトが影響を与えるみたいです。

明日は、「ボケ防止に役立つ情報」を中心に書こうと思っています。
人気blogランキングへ←応援よろしくお願いいたします

この記事へのトラックバックURL

この記事へのコメント
俺は精神病の類だとしても刑を軽くするとかは反対派なんですが、罪悪感なくとかだと正直考えちゃいますよね。
加害者を処罰すれば被害者の気持ちもほんの少しは光りが差すとは思いますが・・・

ときに・・秋葉原の事件とか最近の事件で加害者の背景を掘り起こして繰り返し繰り返し流すメディアをどう思います?
そんな背景なんて誰にでもあるんだし社会の問題点を露わにするつもりなら加害者は関係ないじゃないですか、こういう問題があってこの人はなったんだなっていう一面はわかるけど、そういう国民の思いが罰するときの材料になりそうで俺は嫌だな。
散々掘り起こした内容をぶちまけてからテレビの人が「・・でもやっていいわけはないんですよね」って一言が偽善者的に聞こえてしまう。
裁く人が知ってればいいことまで教える傾向にありますよね、なんか支離滅裂ぎみだけど・・
Posted by 小太郎 at 2008年06月15日 21:54
小太郎さん、「秋葉原の事件とか最近の事件で加害者の背景を掘り起こして繰り返し繰り返し流すメディア」に対しては、視聴率が取りたいんだろうなとクールに思います。

「アキバ事件」の模倣犯をドンドン生み出してますし‥‥報道の自由は大切でしょうが、結果として犯罪者をマスマス増やすコトに対する罪悪感がナイんでしょうね。

他人の不幸を売り物にして視聴率を稼ぐマスコミに対して、批判的な小説がありましたが、本当にその通りだと思います。
Posted by koyuri at 2008年06月16日 21:18
 
にほんブログ村 健康ブログへ