高校生が、強過ぎる指導を受けて自殺するという残念なニュースがありました。
それにしても、先生方は結果的に本末転倒な指導をしたというコトになってしまいます。おそらく、携帯での書き込みに異常反応したのでしょうが。「死人に口無し」ですから、問題はウヤムヤで終わってしまう可能性も高いのですが、こういうコトがあると結局、その高校への進学したいという子供達にも影響が出ると思います。
ひとことを変えれば子どもはのびる―見直したいうかつな言葉、何気ない言葉
この本は親向けに書かれてますが、先生方にも読んで頂きたいような。この著書の本は久し振りですが、そうだよなと思うコトがママあります。
その中に、「答えをせかせたり、子どもの話を勝手に結論づけたりしていませんか?」とか、「子どもをしばってしまう、型にはまった評価をしていませんか?」とかという問いかけもあります。
そして、「失敗を受け入れれば、子どもは前向きに考えるようになります」と書かれてます。
叱責するだけで、何にもフォローしないのであれば、人に物事を教えるのは簡単です。そして、それをそのまま受け入れて、子どもがチャンと伸びるという簡単なモノが教育だったならば、誰も苦労はしないでしょう。
教育とは「叱る」だけのモノではありませんし、犬や猫を躾けるみたいに人間を扱って成功するとは決して思えませんが、どうしても「強圧的な態度を持って良し」とする人々が増えているように思います。
「叱る」という行為をナメているからこんなコトになるのでしょう。他人を否定する時ほど、相手を思いやったり、やる気を引き出すテクニックが必要になります。
自分の不満をタダぶちまけるだけで、相手が良くなるというあまりに前時代的な考え方は、そろそろ改めるべき時が来ていると思いますけどね。