ダメだというコトが、日本のオリンピック関係者に理解されただろうコトは、良かったのかもしれませんね。谷選手の銅メダルは‥‥
選考会で敗退したにも関わらず、「経験がある」という理由で出場させたのですから。
そういうコトならば、前回、高橋選手にもマラソンで出場させてあげたいホドでしたが、ソレを振り切ったが故に、野口選手が金メダルだったかもしれず‥‥(野口選手が入院したコトで、二大会連続の金メダルというのは本当に難しいコトなんだと思えるので、谷選手が偉大というコトは認めますが)
確かに、「母でも金」という望みはかなえて上げたいという気持ちも少しは有りましたが、平泳ぎの北島選手のライバルであるアメリカのハンセン選手が、予選で失敗してその種目ではオリンピックに出れなかったというのとは対照的でした。
柔道でも、井上選手などはダメだったのですし、男性陣ではかなり公正な選考だったと思うので、谷選手に対する選考は、『バックにスポンサーが付いていたからなのか?』と思うほど不自然だったと思います。
それでも、TVは銅メダルでも大騒ぎするのだろうと思います。だから、結局、日本は開会前に大騒ぎして、甘い見通しを立てた割に、惨敗というコトに毎回なるのでしょう。
確かに、オリンピックは参加するコトに意義があるのですから、銅メダルでも充分立派な成績です。銀・銀・金・金と来て、銅ならば良しとすべきかもしれません。
それでも、オリンピックは四年に一度しかナイのですから、やはり結果はどうあれ、選考会で優勝した人にこそ、出場権が与えられるべきだと思います。
敗者を悪く言うのは本意ではナイのですが、歪められた選考は、将来の日本のタメにもなりません。初出場で惨敗したとしても、次回に繋がるコトもありますし、とにかく勝負の世界は結果が全てです。
格差社会も一番問題になっているのは、「公正ではナイ競争によって、底辺の人々にチャンスが与えられないコト」なのです。少なくとも、スポーツの世界では、コレを機会にもう少しフェアな選考を心掛けて欲しいモノだと思います。