心が疲れている人に
「ドクター・ショッピングはそれなりに価値がある」と書く医師は、ナカナカ居ないものですが、懐が深いのでしょうか、読んでいるだけで何となく気持ちが安らぐ感じの本です。
思春期こころのいる場所―精神科外来から見えるものものごとを「こうであるべき」と決め付けない方らしく、様々なコトが書かれています。
祈祷やお払いにも寛容で、非科学的であっても、場合によっては地域や家族の人間関係を改善させられるのであれば、認めるというスタンスに少し驚いた。
何度か書いている「内観療法」に対しても、御本人はあまり好きではナイらしいのだが、それなりに認めているし、「森田療法」についても言及しているので、案外、病院に行って、精神的な悩みを相談するべきか否かと迷っている人や、その家族には有益な本かもしれない。
精神的にまいっている方とのコミュニケーションの取り方はかなり参考になる本であった。
必ずしもベテランの医師が、初心者の医師と比べて有能というワケではナク、要は相手との相性というコトもあったり、「ひょうたんからコマ」というコトもあるのだと正直に書いてある。
やはり、大上段から話すというよりも、同じ目線に降りて来て語ってくれる人というのは、大したモノだというのが、最大の感想かもしれません。
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Posted by seitaisikoyuri at 22:39│
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私がたまにお世話になる整形外科の先生も他の先生に行くことも民間療法的なものも否定されないのです。
合うものに出会ったら、それでよいと言うような。
「何か気になることがあったら、何でもおいでよ。」と治療の最後に仰って、気持ちを安らげてくださる。
科学的なものだけではないですよね。
私は30才代で自律神経失調症(今流にいいますとパニック障害)になりまして病院回りをいたしましたがダメでした。
直したい一心で妙な霊媒師にいって高いお金を納めてもダメ。
最後にたどり着いたのが心理療法だったのです。今では心療内科も充実してるようですが結局は直すのは自分自身の心だったように今では思っています。
この話で思いだしましたが
味噌煮込みうどんさん、どうしていらっしゃるでしょうね。
やはり、どんな病気も患者の立場で考えるドクターが最良だということですよね。
オリンピックで一番悔しい思いをしているのは野口みずき選手かも知れませんね。
セサミさん、それは素晴らしい先生ですね。
心を癒して下さる先生は、とても大事ですね。
takachanさん、味噌煮込みうどんさんが元気でいるとイイですね。
ともあれ、何事も治すのは「自分自身」なんです。それをアシストして下さる方は、とても大事ですが。
としきさん、野口選手は残念でしたね。
でも、無理しないで済んで良かったと思います。人生は金メダルだけではありませんしね。
としきさんのドクターも、素晴らしいお医者さんだったらイイですね。