
何が驚いたかといって、「狂牛病」の本当のコトはまだ解明されているとは言い難く。この本は少し前の本ですが、新聞にまだ日本はEUからの輸入禁止が続いていると書かれてるし、問題は収束にはかなり長い時間が掛かりそう。
ほんの少しの廃棄を惜しんだことから、問題が拡大したコトを考えると、感染しないモノと、そうでないモノとの違いは歴然としていて。
リスクの数値化に対しても、例えフグで死ぬ可能性よりも小さく、自動車事故死と比べると無視してイイ様な値でも、感染が始まると爆発的猛威になりかねないモノと、その人止まりのモノでは、比較のしようがナイのだという。
言われてみれば、確かにその通りだ。輸血を禁止しながら、危険部位だけを取り除けば安全だという話も変だというのは、最もな話だし。
ともあれ、我々が心配しても、悪質な業者によって産地偽装されてしまえば、それまでだ。
「日本人消費者はヤカマシイ」などと、失言大臣に揶揄されても、我々は命が惜しかったら、もっともっと「やかましく」ならないと、命が幾つ有っても足りそうにナイ。
発症に何年もかかるコトもあるのだから、もうある程度の歳だしとは多少は思わないでもナイのだが、それにしても「狂牛病」が死因なのは、症状から言っても勘弁して欲しい。
正しい表示を、もっと心掛けて貰わないと恐ろしいなと思う。
消費者の方を向いて商売してくれるのは、一体何時になるんだろうか‥‥