
海堂尊さんの本をホボ読み尽くしておりますが、この本が一番胸を打ちました。ちなみに、全ての小説がリンクしている感じの著者なので、読み出すと全部読みたくなる小説家だと思います。
それにしても、二足のワラジを履き続けていながら、小説をを書くペースはスゴイですね。
人間として大事なコトが書き込まれていて、本日のメインの話が、昨日の怒りの話題とは全く別の話になって嬉しいです。
タダ、昨日の続報として、約1800トンもの自己米が市場に食料として流通して、その大半が既に我々の誰かの胃袋に入ったであろうというニュースには、怒りを通り越した気持ちにさせられますが。
職業倫理というモノが、欠如している今、過去の日本の出来事を小説の中で読んだとはいえ、心が洗われる気持ちです。今の日本でも、多くの人の中にはチャンとした倫理が存在しているのだと思いたい。
でなければ、今、我々が驚いている様なニュースを知りえるコトはナイでしょうから。勇気ある内部告発者の存在無くして、問題は表面化しないのが大半だと思います。
一時は大騒ぎになったとしても、膿は全部吐き出さなければ健康体ににはなれません。例え、瀕死の重体になったとしても。そんな前向きな気持ちにさせてくれた一冊でした。
本日はしなくてはイケナイ事もあったのですが、完璧に海堂ワールドにハマっしまいました。明日への準備もしなくてはなりませんが、本当にリフレッシュした休日になりました。あぁ、これから忙しい。夕食の後片づけと明日の朝食の用意が待ってます。イイ本は、ナカナカ手放せないので、後が大変です‥‥