実話みたいな小説ですが、今、話題のリーマンらしき存在も登場してます。株式関係に疎い方には、ゼヒお読み頂くべき小説かと‥‥
バイアウト―企業買収
ちなみに、あまりに現実に存在しそうな類似の人物を思い浮かべられ過ぎて、小説としての出来はマズマズですが。
にしても、市場は厳しいものですね。一瞬の間違いが全てを無にしてしまう。それにしても、リーマンだけで、日本の金融機関は1000億円ほど損をしそうです。
外国の金融機関に投資して、それだけ巨額なモノをドブに捨てるのならば、日本国内の企業に融資してたら良かったのに。還らぬ繰り言ではありますが、みすみす国内をダメにしていて、結果、自分達もボロボロになっている学習能力がホトンド欠如している金融機関を見ていると、全く学習能力が無かった農林水産大臣ポストを見ている様ですね。
結局、自分の頭で考えずに、他と一緒とか、他行と横並びが一番安心的な「事なかれ主義」の結果なんでしょうけど。
地道に金融の王道を行く、銀行は激減してますからね。それにしても、額に汗しないで、うま味だけを手にしようとしても、ソレは無理な話です。
この本を読んで、前の日銀総裁を思い出しましたが、少なくとも民間ファンドに融資している様な、中央銀行総裁の居た国なのですから、当然かもしれません。
ともあれ、少なくとも日銀総裁は新しくなって良かったと改めて思います。日本一国でどうなるものでもありませんが、少なくとも今の日銀総裁の方が、信頼が置けそうです。と言っても、TVでしかお顔を見たコトはありませんが、人間の品性というのは、案外ある程度になると顔に出ますからね。
顔全体を見ていると気付きませんが、口元を集中して見ていると、案外、その人が誠実なのかどうかが伝わります。今度、そう思って見てみてくださいな。健康で、精神が健全な方は、口の形が綺麗です。
口の動きが薄っぺらに思えたり、歪んでいる方には、何か問題があるのです。そういう方々には、やっぱり色々なコトは、任せられない気がします。