28年ぶりにワールドシリーズを制した米大リーグ、フィリーズは田口壮外野手に来季は契約しないと優勝パレードの後、スグにゼネラルマネジャーから通告されたというニュースを新聞で読んで大リーグの厳しさを知ったが、丁度タイミング良く読んでたのが、こちらの本。
本当にシビアな世界で、でもものスゴイ世界だと痛感しました。日本人のゼネラルマネージャーと、その対極にある元上司との手腕対決には、ワクワクしました。
ともあれ、トップというのは、本当に大事であると痛感すると共に、偽装建築問題で名前が噂されたマンション・グループが募集した論文で、航空幕僚長が最優秀賞を受賞したというニュースには、ただただ呆れるばかり‥‥
田母神氏は更迭決定後に「信念を持って考えてきたことを個人的な意見として論文にした」と言ってるらしいから、確信犯というべきなのか、正直者というべきなのか。
要するに、裁判所の判決にすら「そんなの関係ねぇ」と言った人物なのですから、そういう方が未だにトップに居座っていて、論文を堂々と書いていられる防衛省って何なのって感じです。
有川浩さんの防衛省に関する作品も、かなり面白いラブ・コメディなのですが、イマイチ書き込みたくナイのが、それに憧れて純真な青少年が自衛隊に入るとしたら、過去に真面目に日本国を守るタメに、命を落とした若者達を指揮したのが、暴走していた大日本帝国軍隊という現実があるので、二の足を踏んでしまうからです。
人間は間違う者ですが、反省して悪いトコを改めれば同じ過ちを繰り返し難いのですが、間違いを正当化して無反省になると、同じ過ちが繰り返されるだけで。
問題はありながらも、ドラマチックに変革しようとするアメリカと日本の違いに、先行き多難な感じがします。
失敗しても、自力で何度でも立ち上がるというアメリカの考え方は、それなりにスゴイとおいます。
追記・今、読みやすい文字にしようと努力してますが、かなり大変なので日々、文字の大きさを一定にできなかったりしてます。皆様スミマセン。