2008年11月14日

年金は誰のタメのものなのか?

漏れていた年金記録が見つかって無年金状態から受給権を回復した人の中で、既に3人が死亡していたというニュースを読んで、その方々はどうやって晩年を生活なさっていたのだろうかと思った。

前にもチラッと書いたかもしれないのだが、ワタシの母親も生きている内に、一度も年金を手にしないで亡くなった。

70歳になったので、繰下げしていた国民年金を貰いたいと役場に行ったら、その形跡がナイので今までの五年間で500万円ほどを払い、後は通常の年金額を払うというコトにしてくれと言って来て、仕方ナイから、ではそれでと言っていたら、母が突然死したので、どうなったかというと、繰下げ加算した年金を一度だけ払っただけで、終わりにしたのだ。

別に、本来それを求めていたのだからと遺族は別に何も言わなかったが。タダ、母が生きている内に、支払ってくれれば何も恨みに思わなかったのに、この件で役所というトコは何とズルイとこだと思ったので、ワタシも仕方なく国民年金を支払ってはいるものの、絶対に国民年金基金には入らないコトに決めている。

実際、ワタシが厚生年金を支払ったのも、年金手帳には記号番号も記載されているのに、年金特別便では無かったコトになっていたし、国民年金など微々たるものなのでホトンド当てにしないつもりではあるのだが、無理やり取りたがるのに、支払いは拒むという姿勢には全く呆れる。

母親は働き手だったので、死ぬまでしっかり働いて高給を手にしていたので、別に国民年金など貰わなくても困らなかったが、亡くなられた三人の方々はどうだったのだろう?

民間よりも国家の方が信頼出来ると思っているだろうが、実は母親は身内に頼まれて亡くなる一月ほど前に、医師による健康診断もした上で、生命保険に入ってたのだ。

そして、ほんの少しだけ掛け金を掛けただけで、保険会社はチャンと死亡保険金を払ってくれた。

要するに、国だからとか、民間だからとかでナクて、世の中チャンとしているトコならば、契約はキチンと履行されるというワケなのだが、少なくとも日本の年金行政は契約を平気で自分達の都合のイイ様に変更してしまう。

安心して老後の心配がナク暮らすコトが出来るとさえ、多くの日本人が思えば日本の景気は明日からでも良くなると思うのだが‥‥今のママでは、期待するだけ無駄なので、将来設計から外している。

そんな社会は本当は変なのだけれど。
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この記事へのコメント
>安心して老後の心配がナク暮らすコトが出来るとさえ、多くの日本人が思えば日本の景気は明日からでも良くなると思うのだが‥‥

これはまさにそうですね
国民の多くが”不安”を口にして蓄財に走ってますからね
地位が大切な現与党には関心の薄い景気対策なのかもしれませんが・・

やはり今一番の改革は政権交代になるんでしょうね
改革力って意味でも交代が目に見える”力”ですし
Posted by こちきん at 2008年11月14日 23:47
国が一番信用できるところだと思っている人はまだまだ多いのでしょうけど、年金やらで手続きの経験がある方であれば、その実態に少しは気づくでしょうね。私も社会保険事務所とはひともんちゃくあった口なので、実体験としてそういうのがあります。
申請主義ということを振りかざして、契約を履行しないのも本当にずるいと思いますし、複雑なシステムにしておいて、職員ですら、よく分かっていないなんてことも多々あるのに、申請がないからといって放置されるというシステム自体に問題があるのですよね。
Posted by 鍼医K at 2008年11月15日 07:25
不思議ですよね。

大げさに言えば、国の詐欺です。
お金を集めるだけ集めて支払わない。
亡くなった場合は支払われない。
生きるためには年金で病院通い。
お年寄りの生活が成り立つわけありません。
世界一の長寿国なのに
あまりにもお粗末な国ですな。
Posted by gigshark at 2008年11月15日 21:00
こちきんさん、民主党がイイとも言い切れませんが、少なくとも今の与党よりはマシでしょうね。

道路も大事ではありますが、人口が減少しようとしているのですから、マズは福祉に力を入れる方が重要だと思います。
Posted by koyuri at 2008年11月15日 22:02
鍼医Kさん、口約束も契約の内という法律すら平気で破る公務員が多く‥‥

民間だから安全でもナイですし、国だから安全でもナイ世の中になってしまったコトが、現在の不幸だと思います。
Posted by koyuri at 2008年11月15日 22:04
gigsharkさん、正しくその通りです。

そうやって使われなかった御金が、闇給与とかになってたりするのが日本という国で‥‥

国民の繁栄があってこそ、国の繁栄もあるのですけれど。
Posted by koyuri at 2008年11月15日 22:06
 
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