漏れていた年金記録が見つかって無年金状態から受給権を回復した人の中で、既に3人が死亡していたというニュースを読んで、その方々はどうやって晩年を生活なさっていたのだろうかと思った。
前にもチラッと書いたかもしれないのだが、ワタシの母親も生きている内に、一度も年金を手にしないで亡くなった。
70歳になったので、繰下げしていた国民年金を貰いたいと役場に行ったら、その形跡がナイので今までの五年間で500万円ほどを払い、後は通常の年金額を払うというコトにしてくれと言って来て、仕方ナイから、ではそれでと言っていたら、母が突然死したので、どうなったかというと、繰下げ加算した年金を一度だけ払っただけで、終わりにしたのだ。
別に、本来それを求めていたのだからと遺族は別に何も言わなかったが。タダ、母が生きている内に、支払ってくれれば何も恨みに思わなかったのに、この件で役所というトコは何とズルイとこだと思ったので、ワタシも仕方なく国民年金を支払ってはいるものの、絶対に国民年金基金には入らないコトに決めている。
実際、ワタシが厚生年金を支払ったのも、年金手帳には記号番号も記載されているのに、年金特別便では無かったコトになっていたし、国民年金など微々たるものなのでホトンド当てにしないつもりではあるのだが、無理やり取りたがるのに、支払いは拒むという姿勢には全く呆れる。
母親は働き手だったので、死ぬまでしっかり働いて高給を手にしていたので、別に国民年金など貰わなくても困らなかったが、亡くなられた三人の方々はどうだったのだろう?
民間よりも国家の方が信頼出来ると思っているだろうが、実は母親は身内に頼まれて亡くなる一月ほど前に、医師による健康診断もした上で、生命保険に入ってたのだ。
そして、ほんの少しだけ掛け金を掛けただけで、保険会社はチャンと死亡保険金を払ってくれた。
要するに、国だからとか、民間だからとかでナクて、世の中チャンとしているトコならば、契約はキチンと履行されるというワケなのだが、少なくとも日本の年金行政は契約を平気で自分達の都合のイイ様に変更してしまう。
安心して老後の心配がナク暮らすコトが出来るとさえ、多くの日本人が思えば日本の景気は明日からでも良くなると思うのだが‥‥今のママでは、期待するだけ無駄なので、将来設計から外している。
そんな社会は本当は変なのだけれど。