2009年02月17日

医療事故はどうして起こるのか

というコトを丁寧に、ミステリータッチで描いた小説です。

まず石を投げよ

でも、医療ミスに関してはある程度報道されたりしているので、さほどエエッと驚くコトは少ないのですが、それよりも怖いのが「人間ドック地獄」の話。

ドックを受けた人の全部の検査が正常だったらうれしいけど、損した気分になって来年から来なくなるのを防ぐタメに、少々異常値を入れて、来年もドックを受けようと思わすという話なんですが‥‥

血液検査の正常値の範囲を狭くして、異常値が出やすくする。血液がダメだったら、尿検査でわずかな糖やタンパクを問題にするか、レントゲンで小さな炎症や古い結核を見つけて、精密検査までは必要ないと思うけど、念のために半年後に再検査しましょうなどと言って、親切なふりをして、患者を不安に陥れるのがドックの医者の仕事。

健康な人ばかりだと儲からないので、医療を必要な人を積極的に作り出すのは、これからの医療界の必然とまで言い切ってます。

医療の裏側を知りたいと思ってたら、読んでおくべき本だと思います。著者の小説としては、今までと比べるとあまり衝撃的な話ではありませんが、ストーリー的には面白いかも。

今までの、医療に抱いていた理想が高い人ほど、「目からウロコがポロポロと落ちる」かもしれません。
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この記事へのコメント
わたしが入院した病院は新築オープンしたばかりで、病棟はまるでホテルでした。
病室もほんのり明るい程度。看護婦さんたちが暗くて困っていたようです。
患者に優しい造りにしたそうですが、ミスが起こったら大変ですよね。
カルテは全て電子カルテになっていましたが、コンピュータの故障があったりして、便利なのはいいですがいざというとき困りますね。
Posted by 俊樹 at 2009年02月18日 11:18
俊樹さん、機械が最新のモノだとしても、人間が使いこなせるかどうかというのも、問題ですよね。

あまり便利な病院に慣れた方々は、とても地方の病院には行きたがらないでしょうね。

医療にも、地域格差がある象徴みたいなお話ですね。
Posted by koyuri at 2009年02月18日 21:33
 
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