香川県立中央病院で不妊治療を受けた女性患者に他人の受精卵を移植した疑いがあり人工中絶した問題は、とても深刻な問題だと思う。
タダ、本当に間違えた医師を糾弾するだけで、問題は解決するのだろうか。産婦人科の医師としてお産や手術、外来、中絶をこなしながら、1人で不妊治療にあたっている医師は、何人も存在する様だ。
少子化は深刻化しているし、産婦人科医は大変なので志望する人々は減少している。正に「ジーン・ワルツ」の世界だったりする。
今の経済の困窮の問題の中には、これから高齢化しようとしている社会への不安によって、消費が低迷しているコトにある。少なくとも、もう少しづつでも出産数が上向けば、高齢化社会の衝撃を緩和するコトも出来る。
ともあれ、昨年はほんの少しでも出生率は改善したそうだし、持続的に出生率が増加する様に政治が地ならしするコトは、大切に決まっている。
長野県でも、スーパーに赤ん坊が捨てられていたりしているのだが、世の中には欲しくても出来ない夫婦があると思えば、産まれても育てられない親も存在する。
こうした不平等な状態を、ならしてこその政治ではなかろうか。
一億近いお金で外遊して、仕事では世に醜態をさらし、プライベート的な時間に警報装置を鳴らすほどのおバカぶりを披露した人に、予算を任そうとしていたのかと思うと、本当にゾッとする。
ホトンドの仕事が、官僚の手によるものだとしても、些末なコトに気付かずとも、大元の間違いには目を光らすというのが、大臣の仕事ではないだろうか。
やがて、消費税として吸収されるお金をチョッとだけ貰うよりも、して欲しいコトは沢山ある。
そういうコトは、既に書き尽くすだけ書かれているのに、もうスグ国会で可決されそうになっている。
つかみ銭をパッとばら撒かれるよりも、本当に必要な場所に重点的に投資してこそ、世の景気も持ち直すのではないかと思う。
外需の復活を目指すよりも、内需が喚起しそうな政策を求めたいのだが、今の国会には望むべくもナイのだろうか。だとしたら、本当に不幸な気がする。