以前もあったが、介護ヘルパーを実際より多く雇ったように見せかけて、脱税した不心得者が逮捕されたという。
退職者や知人の名前を使って介護ヘルパーを100人以上多く雇用したように見せかけて人件費を水増ししたほか、消耗品の購入など架空の経費を計上する手口で、07年までの3年間に3社で約2億3千万円の所得を隠し脱税したというコトらしいが、現場の介護関係で働く人々は、一般的な給与水準と比べると、本当に低賃金で働いている。
今年、久々に介護報酬が3%上がるというが、ソレが必ずしも労働者の手に入るとは限らない。
高速道路の値下げが、ETCの普及に役立ったり、高速道路関係の会社の赤字解消に役立つのが、一番の狙いではないかとすら思える様に、国民向けみたいだけど、実はその上に立つ人々の支援をしている可能性がとても高いワケで。
昼休みに、TVを付けたら参議院の国会中継をやっていた。見るともナク見ていたら、民主党の女性議員が母子家庭の問題で、閣僚を追及していたが、母子家庭の困窮に対して、「自立して稼げ」というコトで、「ハローワーク」の充実とか、「資格を取る間の支援」をするというコトだけしか、今年の予算ではしないのだそうだ。
母子家庭になるのも、中には偽装する人すら存在しているらしいが、ともあれ、そんな人はほんの一握りで、子供が障害児だったりして働けなかったりしている人や、子供が小さいのでフルタイムで働けない人も存在しているのではないか。
小さい時に、親に大事に育てられなかった子供が、大きくなって非行に走ったりする場合もあるのだから、もう少し血の通った政策があってしかるべきだとは思うが、午後の仕事もあるので、チラッとその辺だけしか見なかったので何とも言えないが、本当に困っている末端の人々のタメを考える政治になっているかというと、かなり疑問だ。
一般的な世帯年収は700万円位で、母子家庭の平均的収入は200万円程度だと厚労大臣が言っていたハズ。
パートでしか働けなかったら、収入はそんな程度だろうとは思うのだが、ソレで子供も育てるとなると、かなり大変だろうと思う。昔と違って、共働きしているのでやっと生計が維持されている家庭も増えているのだし。
ともあれ、安易にお金を提供して、自立しないのは困るというのであれば、子供達自身で成人してから、学費を返すという道があってもイイのではナイだろうか。
多少は全額取り戻せない場合もあろうかとも思うが、ソレでより多くの子供達が、世の中のタメになる様に育つのであれば、それは当然負担すべきコストではないかと。
世界的な子育てに対する支援の額と比べると、本当に少ない資金しか投じられてナイのだと思うと、確かに世界的な役割を果たすコトも大事かもしれないが、将来の日本を背負って立つ子供達に投資しないで、未来の日本はあるのだろうかと思う。
世の中の下積みになって働く人々に、もう少し優しい政治になって欲しいモノだ。