日本人が忘れっぽい性格なのか、熱しやすく冷めやすいのかは判らないが、あんまり年金問題のメチャクチャをマスコミが話題にしなくなってから久しい。
「宙に浮いた年金問題」とは良く使われる言葉だが、年金の掛け主が見つかったのは2割程度と言われている。
ちなみに、ワタシの年金もその一つではあったのだが、しかし、その年金は国民年金になった時にも確実に統合され、結婚した後に厚生年金と国民年金の両方掛けている人は手続きをと主人とワタシに葉書だか封書だかで来た時に、主人の厚生年金が合算されて無かったので、確認に行ったらワタシの確認も勧められ、大丈夫だと思ったけれど、確認して大丈夫と確認された。
にも関わらず、今回の問い合わせの時は厚生年金の部分が欠落していて、当然ながら年金番号も判っているので訂正して貰ったのだが、それが「宙に浮いた年金」であり、判明した年金としてカウントされるかと思うと、実にバカバカしい。
小説としての出来はもう一つ的なトコもあるが、厚生年金に無関係であまり代行返上に興味が無かったのだけれど、この本を読んでみて、代行返上などによって会社と社会保険庁の資料と付き合わせたからこそ、今回の「宙に浮いた年金問題」が無視出来なくなったのではないかという疑惑が出て来た。
会社の資料と社会保険庁の資料が違ったら、社会保険庁の側に合わすとかしているし、入力ミスで変になっている場合もあるというコトが書かれている。
にしても、本当にデタラメな年金問題も、何となく誤魔化されて、大丈夫だろうと思わされて選挙に突入するんだろうと思うと、将来の日本は老人大国になるのに大丈夫だろうかと心配になる‥‥