作家の五木寛之さんと気功家の望月勇さんの対談なのですが、気と共に「五木さんの自然体な生き方」を読むと気持ちがスッキリします。
それと、以前から「スポーツは必ずしも健康な身体をつくらない」と仕事を通じて思っているのですが、望月さんがイイことを言っています。
スポーツというのは、肉体の筋力を鍛えるだなので、筋肉がつきすぎて、こちこちの体になってしまいますね。内側はそれほど鍛えられないようなんです。という一文には、『そうそう、そうなんだよね』と思わず頷いてしまいます。
どうしてかと言えば、「スポーツをする→健康になる」という簡単な図式だったら、過去の運動のし過ぎが原因で、我が家に来る方々は存在しないと思うので‥‥
なので、御客様には「運動よりも柔軟体操」を勧めてますし、副交感神経を優位に立たせるタメに腹式呼吸を勧めているので、とても頷けるコトが多いです。
で、二人共に「体の声にしたがってしたい様に生きる」というコトもそうなんですが、良く御客様に「散歩はした方がイイのか、どうか」と聞かれるのですが、「したくナイ時に無理にすると、体調が悪くなるだけですし、体調が良くなれば家に居るよりも、外を歩きたくなるので、そうしたらなるべく気持ちを散らしつつ歩くのがベストだと思います」と応えているのですが、同じ様に感じている方もいらっしゃるのだと感じました。
二人の考え方は似ている様で、ビミョ〜に違うのですが、その違いを見分けるのも楽しい本と言えるかもしれません。