何度も書いているので知ってる方は、知っていると思いますが、古代史が幻想であったり、妄想であったりと、空白を埋めるタメの想像が出来るので楽しいから、大好きなのですが、歴史全般は嫌いじゃないので、面白そうと思うとツイツイ手が伸びてしまいます。
その中には、玉石混交で滅多に、「あぁ、そうなのか」と思うモノが少ないのですが、本日はかなりの傑作にぶつかりました。

本格ミステリーを期待する人には、頼朝から実朝までのドロドロとした政権争いの裏に蠢くドロドロとした物語を楽しめるかどうか、少し疑問になりますが、こういう見方もあるのかという、歴史の真実を知りたいと思う人には、たまらないミステリーになってます。
「歴史は勝者の歴史であって、敗者は抹殺されるもの」という真実を思い起こさせるモノ。
もしかしたら、日本も歴史的転換期を迎えているのかもしれないとも思いつつ、十年後に今年はどう評価されるのだろうかと、歴史は日々創られるのだという気にもなります。
今まで、全く思い付かなかったコトに、気付かされました。ソレを書くと、この本を読む楽しみが半減してしまうので、書けないのがツライけど‥‥