
ほんの少しだけだったが、タウン誌の編集をしていたコトもあっただけに、なるほどと頷けるコトも多い。
広告という媒体で考えれば、無料にしてでもより多くの部数を出しているモノの方が、意味はあるだろう。
とはいえ、基本的に昔から「タダより高いものは無い」という言葉もあるが、是非ともゲットしたいというクーポンでもあればともかく、フリーペーパーというのは読み捨てられる運命にあるワケで、例え無料であっても、ココが読みたいという部分が多くなければ、手にする人ばかりでもナイかとも思う。ゴミになるのがイヤという人も多いだろう。
世の中の新聞を取らないという方の中にも、新聞や広告をまとめて出すのが、重くて大変という人すら居るのだから、おそらくこの先、新聞を売り込みに行く場合に、集金の時に古新聞を引き取りますからというのが、セールス・ポイントになる時代も近いのかもしれないと考えたりもする。
記事の長さは800字以内みたいに、コンパクトさが求められる中で、是非とも読みたいというモノを連載し続けるのも大変だろうし、フリーペーパーが今後繁栄するかどうかは、流行っていて割引する必要がナイ様なトコから、クーポンが出るとかしなければ、マンネリ化というコトも考えられる。
この本の末尾にも、「フリーペーパーの移り変わりはまことに激しく」と書いてある様に、時々刻々と世の中は変化している。
フリーペーパーもそうだが、どうして若者が新聞を読まなくなっているのかとか、時間をどう使っているのかというコトも、なるほどと思う。
昔は、大人になれば情報の入手経路として、当然新聞やTVが存在したのだが、インターネットなどの隆盛で、何もかもがチェンジしているのだなと改めて感じる。