カテゴリーは「宗教の本」としましたが、実際は「宗教」とスピリチュリティには多少のずれがあるのだとは思います。しかし、要するに多くの人々は、教団に所属するコトを拒否しているだけで、実際にはかなり「宗教」とカブっていると思うので、あえてココにしました。
スピリチュアルはなぜ流行るのか (PHP新書)
自然や宇宙の中に、創世主の存在を感じるというコトは、多くの宗教家が既に問いているコトなのですが、今の時代は、宗教色を薄めるコトで、スピリチュアルの隆盛があるのだと思います。
元々、日本の土着の宗教は「八百万の神」というコトなのですから、スピリチュアルが受け入れられる状況はかなり有ると思います。
選挙戦になると、旅行する人が減少するというコトは、観光に従事しているヒトならば、ホボ常識になっているのですが、今回の八月の選挙で長野の観光地の多くは不況とのダブルパンチという打撃を受けているトコが多いみたいなのですが、流石に「善光寺」は本日あたりから、大盛況になって来ているみたいですし、「困った時の神頼み」は本当なのかもしれません。
高速が安くなったコトもあり、今春の御開帳も全体的な経済効果はそれなりだったのに、参拝者数は過去最高だったみたいですし。
要するに、他者との触れ合いが少なくなっている今だからこそ、未知なるモノに憧れるのでしょう。
霊性に魅かれるのはともかく、下手に新興宗教に取り込まれると身ぐるみ剥がされてしまうといったコトもありますので、冷静に自分を客観視するタメにも、宗教本の前に読んでおきたい本かもしれません。